昨日紹介したネットの記事では、USB Blasterを使って、JTAGでデータをダウンロードして実行する手順が説明されていました。しかし、電源をOFFにすると、もう一度ダウンロードし直す必要があります。デバッグやお勉強だけならそういう方法で良いのですが、実際に機器に組み込んで使うとなるとEEPROMにデータを書き込んでおいて、FPGAボードに電源が投入されると同時にEEPROMのデータによりコンフィグレーションされなければなりません。そもそもFPGAとはそういうものです。
WINGONEERのCyclonIIボードの回路図を見ると、EEPROMとしてEPCS4SI8が実装されており、JTAGコネクタの他にActiveSerialProgramming用コネクタもあります。これらの使い方について調べて実験しました。
WINGONEERのCyclonIIボードの回路図を見ると、EEPROMとしてEPCS4SI8が実装されており、JTAGコネクタの他にActiveSerialProgramming用コネクタもあります。これらの使い方について調べて実験しました。
IntelのEPCS4の資料を読むと、USB-BlasterでEEPROMに書き込みできることが分かりました。
Youtubeの"How to program your Quartus II design into the EEPROM of your DE1 Board"を見てEEPROMへの書き込み方法が理解できました。
要点をまとめると、次のような手順です。FPGA開発ツールであるQuartusIIで全ての操作が可能です。
Youtubeの"How to program your Quartus II design into the EEPROM of your DE1 Board"を見てEEPROMへの書き込み方法が理解できました。
要点をまとめると、次のような手順です。FPGA開発ツールであるQuartusIIで全ての操作が可能です。
1)ProjectNavigaterの黄色い三角印CycloneII:EP2C5T144C8を右クリックし、Device画面を表示
2)Device画面ほぼ中央部のDeviceandPinOptionsをクリック
3)DeviceandPinOptionsのConfigurationを選択し、UseConfigurationDeviceにチェックを入れて、EPCS4を選択
4)再コンパイルする
5)USB-BlasterのケーブルをAS側に挿す
6)USB-BlasterとFPGAボードに電源を入れる
7)ToolメニューからProgrammerを選択しProgrammer画面を開く
8)HardwareSetupでUSB-Blasterを選択する
9)ModeをActiveSerialProgrammingにする
10)AddFileで書き込みたいpofファイルを選択する
11)Program/ConfigureとVerifyにチェックを入れる
12)Startボタンを押す
2)Device画面ほぼ中央部のDeviceandPinOptionsをクリック
3)DeviceandPinOptionsのConfigurationを選択し、UseConfigurationDeviceにチェックを入れて、EPCS4を選択
4)再コンパイルする
5)USB-BlasterのケーブルをAS側に挿す
6)USB-BlasterとFPGAボードに電源を入れる
7)ToolメニューからProgrammerを選択しProgrammer画面を開く
8)HardwareSetupでUSB-Blasterを選択する
9)ModeをActiveSerialProgrammingにする
10)AddFileで書き込みたいpofファイルを選択する
11)Program/ConfigureとVerifyにチェックを入れる
12)Startボタンを押す
以上で書き込み完了です。FPGAボードの電源をOFFし、USB-Blasterのケーブルを外し、FPGAボードの電源だけを再投入すると、プログラムした通りにFPGAが動作していることが確認できました。