京都でのスクーリングで、6月に絹を張り、7月に色を入れ始め、9月に裏打ちをして、絹本の作品を仕上げました。絹の面に絵を描き、糊を付けた和紙を張って裏打ちをして、パネルに張り込みました。途中、悩みつつ、迷いつつ制作を続けましたが、裏打ちをして、パネルに仕上げると、ピンと張った画面となり発色も良くなり、完成した作品にはなんとなく愛着がわきます。絹本にはまる人が多いのもうなずけます。
オランダらしい風景と言うと、一番は風車のある風景で、山の無い高い空と雲が思い浮かびます。そんな風景を描きたくて挑戦してみました。コロナ禍以前に訪れた、この場所は、風車がとにかく沢山ある観光地で、あまりに観光客が多くて入場制限があるようなところでした。
通信制芸大仲間が、初入選したとのことで、二科展に行って拝見してきました。今春の卒業制作を出したそうで、初入選の作品が並んでいる中でも目立っていました。それにしても、絵画部門だけでも、１００号を超える作品が何百点と並んでいるのは壮観でした。日本には、絵を描こうとしている人が沢山いるんだということを実感するとともに、そんな中で、自分の絵を描くということを考えさせられました。とにかく、全部の絵を見るだけで疲れました。
今日は、帆船や車や人形など、沢山のモチーフが並べられました。沢山ある中で、気に入った木の車がありましたので、主にそれに集中して描きました。木の木目や質感を出すのは、難しいです。