今年は、修士課程の課題として、日本画で風景画を何枚か描こうと思っています。そのための下絵として水彩画でいろいろな雰囲気の風景画を描く予定です。と言う事で、以前、描いて、中途半端になっていた奈良旅行のときの夕暮れの風景を描き直しました。東大寺二月堂から奈良盆地、大仏殿側を見晴らした夕暮れがすばらしく印象的でした。夕日や、反射する雲の様子など、マスキングを使ってみたのですが、どうもそれらしくなりません。
町内絵画クラブの集りが、近所の海岸でありました。あまり人の来ない岩場で、干潮の時は岩が沢山見えて、なかなか良い景色と思っていたところなので、海岸沿いの日陰に陣取って、水彩まで現地でとりかかりました。満潮に近い状態でしたが、まあ、岩場らしい感じにはなったかなと思います。曇り空で、背景の丹沢や富士山が見えないのが残念でした。
今月、予定されているスクーリングで、絹本の制作に入ります。そのための、原画として何種類か用意する必要があり、以前、F4で描いた東慶寺の遠景の絵を、F6で描きなおしました。樹々が多くて、なかなか難しそうな原画になってしまいました。
町内絵画クラブで、近所の浜辺に出かけたのは、もう、一週間前です。天候にも恵まれ、港に面したフランス料理屋のおしゃれな白い建物もまぶしいくらいでした。日陰に腰掛けて、写生に没頭すると、本当に幸せな気分になります。水彩を入れる時間がほとんどなかったので、この一週間で、手を入れました。野外のスケッチもF4では、少々ものたりないですね。