院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

漫画「ブルージャイアント」が面白い(その2)

2014-12-19 05:07:38 | 漫画
    (小学館刊。)

 漫画「ブルージャイアント」では現在、主人公がテナーサックスの激しい練習をしている真っ最中です。師匠はバークリー音楽院(アメリカのジャズのメッカ)を出ながらビッグになれなかったサックス奏者です。

 この漫画の各号の終わりに今から数年後の話が出てきます。そこでの登場人物は、むかし主人公と共演したことを誇りに思っていたりします。そこから読者は、主人公が将来ビッグになることを、あらかじめ知ります。

 つまり、先行きがある程度分かるストーリー構成です。このような手法は、ありふれているのでしょうか?先行きが分かる手法は、私は小説やドラマを含めてこの漫画で初めて経験しました。

 読者はつまり、主人公がビッグになっていく経過を追えばいいわけで、安心して読み進めることができ、途中経過のストーリーの機微に気持ちを集中することができます。

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