只の道…淡々と歩く

無いものを在るとする…ゆくゆくは苦悩となる
無いものは無いのです。

台湾初の女性総統が誕生しましたね

2016-01-17 08:46:40 | 日記
相手を怒らせてしまったということなどありませんか。
そして相手を怒らさない良い方法はないでしょうか?
「それはありません」と返答しています。

それは、他人をどうのこうのすることなどできないからです。
言葉を変えれば、他人の観念などまったくわからないからです。

繰り返し言いますが、ほとんどの方が大小なりの観念を持っています。
相手を怒らせてしまったということは、相手の思い込みに触発したということです。
やっかいなことに思い込みには相対があります。

国会でも大別して与党、野党があります。
与党の国策方針に野党が反対します。
国土を守る、国民の財産、生命を守る国策方針に
野党は反対し戦争をする法案だと主張します。
だからどうしようもないので多数決があるのです。

また多数決が正しいわけではありません。
多数決は多数決です。(笑)
事実的に述べれば賛成も反対も無く“それがそれ”です。

では相手を怒らせないためにはどうすればいいか。
それは自分が観念を持たないことです。
なぜ相手が怒っているのかを持たないことです。

怒るという自然現象で始まって終わりです。
その時その場の喜怒哀楽という自然現象です。
自然現象の風(怒り)が吹いて、風(怒り)が止んだのです。
そこに意味や理屈はまったくありませんね。


只の道…淡々と歩く

2回目となる僧璨鑑智禅師の「信心銘」の一節ずつを、
私(思考)が観てみましょう。

あくまで私(思考)から観たものです。
このことは信じないで、常に“実践”で明らかにしていってくださいね。

想念、感情、知識で推し量れない
このあるがままの世界には 自己もなければ他己もない… 前回

    『この実在と調和の内にあるには ただ「不二」と言うがいい

いかがでしょう。
おわかりになったでしょうか?
私と言う思考は実在しませんね。
実在するものは例えば宇宙であり、大自然であり、
全体であり、ひとつであるのです。

ありとあらゆるものは大自然という全体で生きています。
言うまでも無く空気、光、音、熱、水、食料等の
どれひとつ無くても存在することはできませんね。
ですから何ひとつ欠けたものはないのです。

また大自然の流れの季節に沿って生きています。
真冬の氷張るところで裸で過ごすことはできません。
自ずと身体は知っているのです、それは大自然とひとつだからです。
その宇宙に逆らっているのが私(思考)です。(笑)

笑い話にもなりますが、極力思考する癖を落としていくのが
ある意味、生きていく目的ともいえます。

自然に逆らず淡々と清々しくお過ごしくださいね。