必殺シリーズ 備忘録

主に各回の名シーンまとめ
※『新仕舞人』『仕置屋稼業』をまとめ中!

第05作 必殺必中仕事屋稼業 第19話「生かして勝負」

2016年02月04日 | 第05作 必殺必中仕事屋稼業



【ストーリー】

材木問屋・桧屋の主人の伝蔵は旅先で焼死し、店は妻・おとよが切り盛りしていたが、そのおとよの元に伝蔵を名乗る男が現れた。
困ったおとよは芸者時代の先輩であるおせいに助けを求め、おせいは半兵衛たちに始末を頼む。
その男が悪人と思えない半兵衛たちは彼から話を聞くが、彼は確かに桧屋伝蔵であるが火事の後遺症で記憶が曖昧だと言う。
その男‐本当の伝蔵は、おとよが不仲から伝蔵を憎み、更に作事奉行の大山と結託し自分を殺そうとしたことを知り、桧屋に戻ることを諦めてしまった。
おとよは邪魔者の番頭の忠七を消し、ついに哀れな伝蔵も殺す。
おせいは自分を騙し裏切ったおとよと決着をつけるため、彼女の元へ赴く。

【知ってるゲスト】

浜村純、井上昭文

【名シーン】
①おせいの頼み
    おせいの依頼に難色を示す半兵衛。
半兵衛「そんな人を簡単に始末しろって言われても…」
おせい「おとよちゃんとは芸者時代からの深い付き合い。私に嘘をつくわけはありません。
    元締の私が間違いないと思って決めたことです。それをとやかく言われたのでは私の立つ瀬がありません。
    もう結構です、頼みません!」


↑珍しく感情的なおせいさん。仕事に私情を挟むと碌なことになりませんが…。

②おせい殺しシーン
    おせいに必死で言い訳をするおとよ。
おとよ「お姉さん、分かって!欲でやったんじゃないんだよ。つらい惨めな毎日から逃げ出したかったんだよ!」
おせい「でも…あんたあたしを裏切った」
おとよ「お姉さん!」
おせい「許せない…」

おとよ「お姉さん…許して…」
おせい「おとよちゃん…馬鹿な人…」
おとよ「近寄らないで…」

    おとよは刃物を持っておせいに切りかかるが、おせいはそれを制する。
おせい「嘘をついた報いを受けるのよ!」
    おせいはおとよを返り討ちにする。倒れこむおとよ。おせいは倒れたおとよの顔に羽織をかける。

↑おせいさんと夜桜、絵になりますねぇ。