【ストーリー】
新次と正八は、上方から出てきたさちという娘と知り合う。
彼女は上方で風切の矢造という殺し屋に手籠めにされ、無理やり妻にされてしまったため、逃げ出してきたと言う。
さちに請われ、追ってきた矢造を捕える新次だったが、その隙になぜかさちは銀次という男と逃げ出してしまった。
おせいの家に保護された矢造は語る-「さちは幼い時里子に出した実の娘だが(さちはそれを知らない)、盗賊の銀次と一緒に質屋夫婦を殺し金を奪った。親として、自ら始末をつけるために彼女を追っている」と。
しかし、今回の仕事が果たせないと感じた矢造は、おせいたちに代わりに仕事をしてほしいと頼む。
【知ってるゲスト】
多々良純、早川保
【名シーン】
①風切の矢造
↑多々良純さんが演じる矢造。
今回はコミカルさが一切ない老齢の殺し屋を演じる。
↑実の娘を仕置にかけてしまった矢造。
なんと入水自殺というものすごく後味の悪い最期を遂げる…。
②おせいと新次
色々と後味の悪さが残った今回の仕事。
仕事を終えたおせいはとても疲れた様子だ。
おせい「おやすみ…」
帰って行くおせい。
新次「師匠…」
おせいを呼び止める新次。だが新次は何も言いだせず、結局帰ろうとする。
おせい「新さん…お茶入れるわ。寄ってかない?」
逆におせいに呼び止められた新次。彼は何も言わずおせいの家に入って行く。
↑男もつらいし、女もつらい。
物悲しい夜、こういう時くらい一緒に過ごせばいい。
↑言葉は少ないが気持ちは通じ合っているんだなぁ。