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尼ヶ谷古墳

2015-05-06 09:36:01 | 日記
工事で発見されるパターンは多いです。
でも工事が止まるのを恐れて遺跡はなかった事にしてそのまま工事を慣行してしまうケースも当時は多かったのでしょうね。
工事が止まればその分かなりのお金がかかる事になります。
また発掘費用もこっち持ちとか言われたらたまりません。
工事関係者ばかりを責められませんね。

尼ヶ谷古墳は、町道太子中央線の建設に伴って、平成12年に発見されました。
墳丘上部は、古くに開墾などによって削りとられていたため、当初は古墳の存在すらわかりませんでした。
そのため古墳の正確な大きさや形はわかりませんが、約20mほどの円墳か方墳と考えられます。
石室内からは、粉々にされた凝灰岩製の組合式家型石棺の破片が多量に出土し、また木管に伴う鉄釘や棺床があったことから2体の埋葬があったことがわかりました。
副葬品の大半は失われていましたが、多くの須恵器や土師器と共に、装身具の玉類や金堂製の耳環、垂飾付耳飾の一部と考えられる金星のリング2点が出土しています。
梅鉢御陵と呼ばれる5つの陵墓の築造が始まる直前の6世紀後半に、太子町に築造された古墳であり、王陵の谷の成立を考える上で貴重な古墳です。



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