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西仏板碑と三尊名号供養塔

2016-10-02 22:30:32 | 日記
西仏板碑
建立者の西仏については明らかではないが、この板碑は彼が妻子の後世安楽を祈って建立したものと推測される。建立の年代も不詳であるが、鎌倉末から室町初期かと思われる。
上部が破損しているが、製作時には三メートル近くあったものとお漏れる。
寛保二年(一七四二)暴風雨によって倒れ破損、文化十一年(一八一四)に有志が側柱を立てて支えたという。材質は秩父粘板岩(青石)。
現存の板碑の大きさは高さ二一七・九センチメートル、幅四八・〇センチメートル、厚さ四・七センチメートル。
中世の信仰を知るうえでも貴重な遺品であり、かつ巨大板碑の典型例である。

三尊名号供養塔
正面に南無阿弥陀仏、振り分けに観音・勢至両菩薩の名号を刻す。
文政6年(1823)建立。上野屏風坂下の鹿島屋平兵衛の奉献。

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