御本殿修復工事の最中の平成23年の台風被害により、長きに亘り崇敬者の集いの場であり、神社の各行事に大きく関わってきました瑞鳳殿が倒壊するという悲運に見舞われました。
瑞鳳殿は二階の床から1メートル20センチまで水没し、外れた床板が天井や屋根に突き刺さって大きな穴をあけ、水によって持ち上げられた柱が土台から外れるといった、修復が不可能な位に大破しました。
昨年、社殿修復が全て竣功の目処が立つ事となりました事を機に、懸案であった瑞鳳殿再建に着手する事を決断致しました。
新しい瑞鳳殿は神社周辺の景観に配慮し、森の中に共生する意識と羽を広げた八咫烏をイメージしてされております。
今までの建物と同様に、直会など各会合の場として供するのみならず、 神社の研修施設としての設備も整え、参拝の休憩室としてご利用頂き、 万が一の災害の時には地域の方々の避難場所として活用出来るように設計をしております。
平成26年3月の竣功の暁には多くの参拝者の方々にご利用頂き、世界に発信出来る『蘇り道場』となる事と存じます。
そういえば、台風前に来た時にはこの場所に建物や駐車場があり、そこで蕎麦とめはり寿司を食べた記憶があります。