御幣って 知っちゅう?聞いたことある?
映画の「千と千尋の物語」の中の 式紙(しきがみ)覚えちゅうやったら、話は分かると思うけんど…。
悪桃は、太夫の仕事もできるき、代々伝わってきている御幣を使うてお祈りをするがです。山の神、水の神、地の神、木の神、金の神、火の神という 精霊を形に現して 勧請してから お祈りをするのがらしいです。
いろいろな形に切った(決められた位置に刀で切り込みをいれて 縮れをつくり それぞれの決まりに折って形を作る)
御幣を使うて 鎮物をしたり お祓いをしたり 寄りしろにしたりとか 内容によって 全部 切り方が違うがです。
和紙の大判を使い、四つ折りにして 切っていくがですが、下書きなんかないので 見本を横に置いて ぶっつけ本番で 切っていく スリル満点の 技
紙を開いたら、ちゃんと人の顔にちゃんとなっちょて また、それが その名前らしいのが できるもんで、
例えば、ヤマジイ・ヤマンバ・六面王・八面王・九面王…
昔の人は、マッコトすごいなぁ と感心するばっかり
太夫さんは、簡単にはできん仕事で 師匠に弟子入りし 何年も修行をして
許しがでてから できる 厳しいものながらしいです。
代々伝承の技で 陰陽師系にも かぁらん
それを 今度 出版社の人が 本に載せたい という話があり 一生懸命 たくさんの種類を作っている最中の写真ながです。
昔からのしきたりを 大事に大事にしゆう
太夫の仕事に関係ある 道具や紙らぁの 上を跨ぐなんてとんでもない事
自然の力、目に見えないものの力は、凄いと思うもんねぇ。
私もバカやりゆうけんど、大事なことは気をつけてやらせてもらいよります。