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③岡山シンフォニーホール

2015年11月02日 | ライブ・公演・舞台

アンコール前MC

有難うございます。どうぞ皆さん 座ったままで・・(昨日は前の人は座ってくれました)拍手をいっぱいしてもらって、これを聴きながら着替え。全然ボタンが止まらない。皆さんお疲れでしょう?アンコールアンコールで必ず出てきますよね。出てこなかったら大変なことになる。衣装だって作ってるんだから。僕らがいなくなったら、トイレに走る方がいるんじゃないですか?皆さん大丈夫ですか?始まる前にスッカリ綺麗にサッパリ・・(笑) (そういえば、途中で抜けた70歳くらいのオヤジさんがいました。神席だったはずだけど、あの後帰ってきてないような)

今回は加瀬さんが亡くなり、ツアーが始まるまで時間があり19曲。何より想像できなかったのは、加瀬さんが亡くなったこと。加瀬さんの死は非常に重かったと、改めて思い知らされた。僕の中でとっても大きな存在だった。タイガースが終わって、PYGもソコソコに活動しなくなり、ソロとしてやれと言われどうせタイガースような事はないだろう。タイガースはグループで5人で人気だった。タイガースが終わったら京都に帰ってもいいけど、4年の経験がとても大きく、ここから抜け出せそうにない、不思議な感覚に囚われた、東京へ出てきて細々としかできんやろな。

ソロで「君をのせて」を出して、加瀬さんが沢田研二に合った曲を作らなアカンと「許されない愛」を作ってくれた。加瀬さんと東海林さんと3人でロンドンでレコーディング。ロンドン帰りと事務所がいう、それがどないした。帰ってきたら歌が小さい、声が演奏のボリュームに負けている。僕はエーやん、小さくてもかっこええやん・・歌を大きくして出した。

元タイガースの沢田研二と言われていたが、レコード大賞の歌唱賞に入って その中に和田アキ子もいて、31日の本番和田アキ子が「絶対にジュリーや、うちの曲は難しいわ」と言われて 心の隅でチビっと呼ばれるかもと思いました。(※あの鐘を鳴らすのはあなたの歌まね、ちょっと似てました) 

時々「レコ大思い出のシーン」で流れますが(※和田アキ子が「ジュリーも一緒にきて!」とジュリーの手を引張て無理やりステージに上げた。知らない人が多かったのか、会場の反応はいまいち・・) あの後 どうやって下がって行ったんでしょう。恥ずかしい思い出、係りの人に下がってください!と言われ可哀想になぁ。俺を下げるなら和田アキ子も下げとけ!でも、歌唱賞に残ったことで歌が上手いというレッテルが貼られちゃった、かなんわ~ ブルーコメっツの井上大ちゃんに絶対言われるわ、下手くそやのに。

(※阿久悠さんの話では、和田アキ子に何か賞をとらせようと 仕掛けたのが「あの鐘を鳴らすのはあなた」仕掛けが成功したわけですね)

ちょこちょこヒットして、元タイガースと言われんようになって、仕掛けてくれたのが加瀬さん。「危険なふたり」の時に正式にプロデューサーとして 男か女かわからん衣装着て、化粧もして「やっちゃえ やっちゃえ!」70年代中頃から、80年代の冒頭は「TOKIO」です。落下傘を出したら、井上さんが自分たちがTVに映らんからとやめていき、映らんでもエーという人が来てくれて、オールウェイズ、エキゾティクス・・・吉田建さんも化粧して、いろんな事やって大変でした。

「晴れのちブルーボーイ」では紅白で一番優れたパフォーマンスに金杯を差し上げます。ライトで燃えて衣装が焦げて大変。金杯はジュリー、沢田研二です! その前に、紅白のトリをやらせてもらった。サヨナラサヨナラでその年は終わったんです。それを全部仕掛けたのが加瀬さん。やりつくしたら、その後は何もやらなくても良かった。TVに出るのか、映画ドラマに出たいのか、一番したいことはナマが好き。コンサートを続けよう。沢田は派手でキラキラしている方がいいというけど、売れていないとやる意味がない。そんなに売れたいの?おバカねと言われる。楽。しく、不穏なことをしているのが良かった。

あの頃、千昌夫が近所に住んでいて売れなくなっている頃、直接僕に交渉に来た。一緒にジョイントコンサートをやろう、僕は屋台を出すからお前電飾出せよ。誰やと思ってんの、どれだけ口からアホか!でも頭ごなしに断れず、柔らかくその気はないからと断った。

加瀬さんはいろんなことを教えてくれた。加瀬さんが大きな大きな存在だったと知り、無意識に涙が出たんだろう。今日は新曲を4曲、それ以外は加瀬さんでやろう。優しい気持ちで受け止めて欲しい。ご清聴御礼申し上げます。これからも加瀬さんの曲を小出しにして、歌い続けてゆきたい。

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