これでタイガースは三回目になったけど、始まる前のドキドキ感といったら・・・
期待と不安?に見る方も緊張してしまう。
カバー曲は、やっぱり何度見てもメンバー全員がカッコ良かった。
ただ、ジュリーの声は私が見た中では、京セラがやっぱり最高だったかしらん?
「皆さん今晩は、ザ・タイガースです!!」 ※この挨拶も、今日で最後・・。
「雨の中有難うございます。この5人でザ・タイガースです、
ついにこの日がやってきました。40何年前、このメンバーで後楽園球場で
コンサートをやりました。ついに東京ドームに帰ってきました!」
※そうだった、後楽園球場でザ・タイガースは日本人初のコンサートを
したのだった。ジュリー、いや全員が思い出深いことだろう。
「 生きていくのに大変な時代に、ザ・タイガースに光を当ててくれて有難う。
力をくれて有難う。愛をくれて有難う。今日は一生懸命やります。有難う!」
(※文字にすると ここで笑う話では無いのに、今日もやっぱり笑いが起きる。
ジュリーは真摯な気持ちで述べているはずなんですが、
伝わってはいないのかしらね?観客の方に照れがあるのかも。)
ジュリー 「今回はすべて5人で決めてやってきました。タローは曲の構成、振り付けなど音楽的なことをやってくれてます。かつみは衣装やTシャツのデザインをしてくれました。彼のハイトーンが入ると、やっぱりタイガースだと思います。 瞳みのる、彼が唯一昔の面影があります。今回は日本と中国の行き来が忙しくて、殆ど何もやってくれてません。うそで~す。彼はインターネットを使って宣伝部長をやってくれました。」
(※効果はいかほど?)
「私は公演が終わってからの幹事で、何を食べるか2軒めはどこにいくかを担当している沢田幹事でございます。チャリティーのザ・タイガースのホワイトクリスマスの制作、昔の出版社の方々の協力を得て、パンフレットを安く作らせていただくことができました。」
「 岸部修三、彼も何もやってないのですが、11月14日の稽古の始め日に、殆どの曲を覚えてきてくれました。 彼はいっとくけど、サリーはさりげなくいてくれるだけで、重石のような人です。彼がいてくれるだけで、タイガースらしくなる感じがします」
(※相変わらずのダジャレで、特にドームだからといって目新しい事はいわなかった。)
とにかく前半のカバー曲のジュリー、いえジュリーだけでなく全員がカッコ良かった。
40年ぶりにやるバンド、というよりも もう長年ずーっと続けてきた大人のバンド、
そんな落ち着いた雰囲気すら感じられた。なんといっても やっぱり最後というのか、
東京ドームのせいか、録画撮りのせいか、ジュリーの迫力のあるボーカルの
せいだと思う。
ピーなど随分緊張しているのでは?という気がした。短くなっていたMCが
またまた長くなってきていましたね~
ここまで武道館に京セラと、ほぼジュリーの事しか見ていない、語っていない
私ですが、今日はピーの頑張りが凄かった!
ピーの歌は、ボーカル担当ではないので、上手いとはいえないのだけど、
その緊張がこちらにも伝わりながらも 精一杯のパフォーマンスは
ジュリーファンの私にも、気持ちの良いものだった。
あの広い東京ドームを 細い小さな体で走り回り、
息を切らせながらも笑顔で(ちょっと恥ずかしそうでもあり)
心の底から、今の東京ドームを楽しんでいるんだという気持が伝わる。
長年、芸能界から離れ、ジュリーより二歳も年上、健康不安もある中、
精一杯のパフォーマンスには、誰よりもジュリーが一番である私にも
心を打つものがあった。
ピー、若い!可愛い!!ピーファンの気持ちが分かるわ。
かといって、来年のピーのライブに参加の予定までは考えてませんけど。
トッポは相変わらず あのゆっくりとシニカルな口調で、
そして前半のタローさんがMCも含めて、これも東京ドームでは随分と
頼もしく写った。
で、「岸部シローが来てくれました」とタローが・・
始まる前は、シローも今回は来るのだろうか?と思いながら 始まってしまえば、
私は全くシローの存在を忘れきっていた。 アリーナの
一番後ろの端っこの席では、スクリーンに映らない限り
舞台上で起きていることは何もわからないので、舞台上に現れた
シローに気がつくのは 多分私は他の人よりも かなり遅かったことだろう。
だからこそ、シローと気がついた時の驚きは、いっそう大きくなった気がする!
車椅子に乗って登場したシローは かつてより さらにやつれ、
病気の後遺症もはっきりと顔面に現れていて、面差しに
痛々しさは隠せなかった。
タロー「よく来れたねぇー」
ジュリー「良かったと思って下さい。岸部シローもザ・タイガースの一人です!」
これを聞いただけで、昔のメンバー交代のいきさつを思い出して、胸がつまった。
ジュリーが隣でシローに「最初に喋る?歌う?」と優しく話しかけても、
なかなかシローの返事が出ない。観客はどうなるのかと、皆固唾をのんで
見守っていたところ、シローがハッキリと「歌う」。
「イエスタディ」を、シローのあの優しい高い声で歌いだした。
最後まで歌いきれるのかと、ハラハラしながら聴いていたら涙が出てきて
思わず泣いた泣いた・・滂沱の涙。まさかここまで涙が出るなんて・・
いえ、哀しいんじゃない、
シローのあの時点で精一杯の歌声と、6人含めて全員でザ・タイガースという、
メンバーの40数年たってしまっても変わらぬタイガースへの
誇りと友情に泣けて泣けて。。 人は大きく心を揺さぶられたら涙が出るのよ。
私は本当に何て素敵な、素晴らしいグループのファンだったんだろうと、
改めて誇らしくそう思った。
会場の全員に見守られて、シローは最後までなんとか歌いきった。
シローのその目にはどんな光景が見えたのだろうか。訳も分からず、
無理やりタイガースのメンバーにされてしまったシローだけれど、
きっとドームの舞台上で、シローは栄光のタイガースのメンバーであった事を
誇りに思ったに違いない。
トッポが抜けたあと、シローがいてくれて本当に良かったと思う。
シローは「もう少し上手なんですけど、きょうはこれで精いっぱいです。
きょうは何か面白いこと言わなくちゃいけないかと思って考えてきたんですけど、
なんにも出てこないので。今日の僕の声は魅惑のウィスパーボイスです・・・・・」
体が不自由でありながらも、昔のように飄々と人を笑わそうとするシロー。
ピーに車イスを押されて退場したが、途中でまたクルっと振り向いたりして、
それでもやっぱりシローらしかった。私は気がつかなかったけど、
J友様にはシローが掌に何か書いていたのに気がついたそうで、何かな?
と思っていたら「トラブル」だったそうで、何か言いたかったのでしょうか。
とにかく、私はザ・タイガースの6人全員が揃った姿を生れて初めて
見られたのだった この今のメンバー6人の年を重ねても清々しく美しい姿を、
40数年前にタイガースの音楽を罵倒した、無理解で石頭な大人たちに
見せつけてやりたい!つくづくそう思う。
ジュリーが 「シローは僕達の為にロサンゼルスに行って、僕達のために
情報を集めてくれていた。無理やり連れ戻されて無理やりメンバーにさせられた。
でもいつまでたっても、6人でザ・タイガースだと思います。では次は兄が歌います」
そしてシローの後は兄が歌います。
サリーは、武道館の時からそう思っていたんだけど、MCの話し方も声も
まるであの40数年前の「ビューティフルコンサート」の泣けるMCの口調と
全然変わっていなくって、あの続きを聴かされているような気分に
なってしまう・・・
車椅子のシローが舞台から去り、再びジュリー以外のメンバーが歌い、
そしてまたジュリーの番になる。「Time is on my side」それまでの感傷的な
ムードを一掃するようなジュリーの圧倒的なボーカルの迫力、カッコイイ~~~
改めてタイガースのメインボーカルは僕だ!という、ジュリーからのメッセージを
突きつけられた気分。やっぱりタイガースはジュリ~♪ さすがに現役!大スター!
思わず泣けた前半が終了・・・・
(30分の休憩)
休憩中に、ドームに来られなかったJ友様達に、「シロー登場、泣けた」
と、メールを送りました。
そしてまだ終わらない
- 2013年12月29日
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みんなからのコメント コメントする
タイガースのメンバー、6人全員が一緒に見られるなんて
ほんとに夢みたいな出来事です!
タイガース結成はから解散へと、色々あったけど
こんな時代が来るなんて、ほんとに夢みたいですね~♪
お帰りなさ~い!完全タイガース!!
終わってしまったけど・・・よかったですね~(^-^)
いい年でした、今年も!ジュリーのお陰ですね。
タイガースメンバーには元気でいて欲しいですね~!
おはようこざいます(^^♪
沢山書き起こしてくださり、ありがとうございますm(__)m
読んでて泣けてきました。
6人でザ・タイガース
本当にそうですね。
感動です~。
- anan
- 2013年12月29日
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