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忘れかけた子守歌とダニーボーイ

2022年04月04日 | JULIE

連日のウクライナでの戦争の報道に、今そこで本当に行われていることなのかと、恐ろしさと凄惨さに胸がつぶれる思いがします。なんとか早い解決が出来ないものなんでしょうか。

3月のラジオ関西「ジュリーにチェックイン!」では、反戦歌としてジュリーが歌う「脱走兵」が流れましたが、ザ・タイガースも反戦歌を何曲か歌っています。1960年代後半は太平洋戦争の記憶はまだ色濃く、海の向こうではベトナム戦争は泥沼の状態でした。そんな時代の中で、アイドルと思われていたザ・タイガースが平和を願って反戦歌を歌うことは、特別な事ではないように思います。

ファンの少女たちの心に、それらの楽曲の美しく哀切なメロディーは、タイガースの彼らの思いと共に、自然に心の中に入ってきたことでしょう。

ザ・タイガース The Tigers/忘れかけた子守唄 Lullaby for the lost son(1968年)

先日、ジュリーが歌った曲の中で、これも反戦歌だったのかと知った曲がありました。そのメロディーは誰もが聴いたことがある「ダニーボーイ」

NHKドラマ「ふたつの愛」の中でジュリーは小児科医。小児白血病の子供の患者に、病気の説明をしたところ、ショックを受けた子供の枕元で優しく「ダニーボーイ」を歌います。「先生、歌うまいなぁ。昔、歌手やったんちがう?」と言われて、声がヒックリかえる先生。

先生はどうして「ダニーボーイ」を歌ったのか。

新聞の投書を読んで考えてしまいました。3月の神戸新聞の読者投稿蘭

全く知りませんでした、「ダニーボーイ」が反戦歌だったなんて。

『ダニーボーイ(Danny Boy)』は、アイルランドに伝わるメロディ『ロンドンデリーの歌(Londonderry Air)』に歌詞をつけた楽曲。第一次世界大戦の前年である1913年に発表された。歌詞では、出兵する子供を想う母親または父親の切ない心境が描写されている。歌詞冒頭のバグパイプは兵の召集を意味している。

戦争に行くわけではないけれど、患者の子供が病気との戦争に打ち勝ち、必ず病気から回復するようにとの願いをかけているのでしょうか。

以前にも紹介した記事です、1989年のドラマ「ふたつの愛」⇒沢田研二、社会派ドラマで見せた円熟味を増した演技に注目!

もっとジュリー



以前もブログに書きましたが、ジュリー演じる小児科医の患者として、重要な役で出演している子役は、幼馴染の息子です。

息子さんは子供時代は、有名な関西の児童劇団に所属していました。いつも母親は傍に付きっ切りで、オーディションに受かった時の感激はひとしおだったそうです。劇団は規律にはたいそう厳しく、番組の打ち上げなどには決して参加してはいけない、と決められているそうで、ジュリー達出演者との間にはキッチリ線を引いていたという話です。

母である幼馴染は「ジュリーにはとても優しく接してもらったことが、とても良い思い出です。」と、以前に話していました。

撮影の多くは神戸で、地元ではお馴染みの、当時出来たばかりの明石海峡大橋が登場します。ところが3月18日、明石海峡大橋は、ショックなことに世界一の長い吊り橋から、2位に転落してしまいました(・・;)

ロケ地の病院がうちから近い甲南病院で、亡父もお世話になりました。J友さんが、ちょうど入院していた最中にロケがあり、大好きなジュリーが来ていたというのに、患者各位には全くそれは知らされず。病院でも隠さずにジュリーファンだと話していたJ友さんは、撮影が終わった後で主治医から「大騒動だったんだよ」と教えられ、ガッカリしていました💦 騒がれないように撮影は秘密だったんでしょうね。ジュリーとニアミス、惜しかった~

その甲南病院は、戦前の昭和9年に建てられた古い建物で、クラシックな外観や、出来た当時のままの板張りの病室もかつては残されていました。先日 前を通りかかったら、すっかり新しい病院に建て替えられていました。地域の歴史を伝える建造物であったのに、せめて玄関ロビーだけでも保存して欲しかったと、とても残念でなりません。⇒甲南病院

 

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