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ジュリーと香川さんは、裏表

2013年01月27日 | 日記

なんで、二万円も出して歌舞伎を見に行ったか。私のお目当ては、新猿之助さんではなく、中車の香川照之さん。昔から、ハンサムじゃないけど、TVに出ればなにか気になる存在でした。今や、この方がTV番組に出れば、その番組の格が一段上がるような気さえします。まさに引っ張りだこ、日本を代表するような演技派俳優だと思います。

で、なんでジュリーと関係があるのん?ですが、ほぼ関係は無いんじゃないかと思います(笑) いや、詳しくは知りません。ただ、私の中では昔からあるの。

なんでかというと、昔々40年くらい前の、週刊平凡だか明星だかの ジュリーのグラビアページ。 その裏面が、前猿之助(猿翁)さんと離婚後、一人息子の小学校入学式を迎えた浜木綿子さんと、まだ7歳で母に手を引かれた香川さんのグラビアだったの。 

ジュリーのグラビアの裏面がどんなかなんて、ほぼ絶対に、まず覚えているはずがない。 でも何故か、これだけはやけに記憶に残ってしまった。 浜木綿子さんは、非常に色っぽくて綺麗な女優さんだという認識があります。猿翁さんの亡妻の女優の藤間紫さんも、ほんとに色っぽい艶のある綺麗な女優さんでしたが。

そんなこんなで、何故かジュリーの裏面に映っていたというだけで、私の記憶に刷り込まれてしまった香川さん。東大入学と聞き、凄~い!俳優になるときき、なんでー?親の七光り、いや14光はあっても俳優は難しい、東大出てサラリーマンの方が楽に決まってる。浜さんには似てないしー それでも、七光のお蔭か(失礼)結構いい役でドラマに出演されていたな・・・ でも、若いころの大河ドラマの役はどれも、いまいち つまらなく記憶に残らなかった。 

それでも、徐々に何か出てきたら印象に残る、私には引っかかる俳優さんになっていた。 大河ドラマの「利家とまつ」で秀吉役に抜擢された時、おお~来た!と思った。あの当時ではこれ以上ない、最適の配役になったと思った。香川さんは、この役で広く世間に認知されたと思う。

幼児の時に別れた父である猿翁さんに、学生時代に逢いに行ったとき「私は家庭と訣別した瞬間から蘇生したのです。だから今の僕とあなたとは何の関わりもない。あなたは息子ではありません。したがって僕はあなたの父でもない。」「あなたとは今後、二度と会う事はありません。」と冷たく言い放たれたという。以来、長らく確執が続いていた。 

ここまで言われて、なんでそれでも諦めないのか、何故どうして 父子が和解したのかが、よくわからないのだが、2011年の中車襲名の話には、本当に驚きました。すでに俳優として、一家をなしているのに、それでも尚 あの年齢で歌舞伎役者を目指すのか。実際に、いまさらあの歳で簡単な道じゃないという、厳しい意見も聞いた。

正月明けのNHKの番組で、香川さんの歌舞伎に挑戦のドキュメンタリーを見た。 猿翁に稽古をつけてもらいながら、「お父さん頑張るよ」と、涙ながらに父の手を取る姿には、こちらも思わずもらい泣きした。それでもやっぱり、何故そこまで歌舞伎に執念を燃やすのかということの答えは番組内ではなかった。

そんなこんなで、思わぬジュリーとの縁がある香川さん(私にだけです)お値段をみて、正直ウッっと悩みましたが、でも行ってよかった。わからないと思っていた歌舞伎は大変楽しかった。 (^-^) ・・・・

それで、ジュリーとの縁のグラビアなんですが・・・捜しても見つからなかった~(T_T) あーあ、どこにあるのかな。

  • 2013年1月27日

 

みんなからのコメント コメントする

>直美さま、コメントどうも有難うございます♪

>監督さんが使いたい俳優№1の方、(2位は岸部一徳~)

1位は香川さんだと知っていましたが、やっぱり2位はサリーでしたか!
そうだろうと思っていました。
とにかくよく映画TVに出てくるのが、このお二人ですもんね。
香川さんの人生のドラマチックなことは、まるでこの方の人生自体が舞台のようですね。

>あっ!ジュリーのジの字も出てこなかった・・・私。

いえいえ、ジの字も出なくても全然OKです(*^^)v
わたくし、ジュリーオンリーのブログをやろうとは思っていません。
広く、自分の興味のあることでやりたいと思っています。
正月明けのNHKの番組で香川さんの歌舞伎に挑戦のドキュメンタリー

私もこの番組、見てました。
いつもはバカ番組や音楽番組しか見ないうちの子供二人も、見入ってました。

芸に対する姿勢が違いますね。
歌舞伎の世界はもうレールが引かれているかのようですが、
香川さんはドラマチックです。

監督さんが使いたい俳優№1の方、(2位は岸部一徳~)
今更、歌舞伎界に入らなくとも・・・と思ってしまいますよね。

素晴らしい役者さんです。


あっ!
ジュリーのジの字も出てこなかった・・・私。
>kinpiraさま、すいません、全然ジュリーと関係有りません。
有るのは私だけです。ほんまに羊頭狗肉です~(笑)

>ジュリーも離婚してお子さんが奥さんのほうに・・とかあったから
なんとなくそのような縁も考えてしまった・・勘繰りすぎですね。

はい、まさに勘繰り過ぎです。すんまへ~んm(__)m
でもお蔭様で、ジュリーと猿翁丈がスーパーオペラ「海光」で
ご一緒したことを思い出しました!!
こちらにもちょこっと。
香川さん、私も気になる俳優さんでした。
はじめは歌舞伎界とのことは知りませんでしたが。
えーっ?ジュリーとどんな関係がーっ?とドキドキしてしまいましたわ。
(妙な期待♡)そっか。裏表の関係だったのですね。
ジュリーも離婚してお子さんが奥さんのほうに・・とかあったから
なんとなくそのような縁も考えてしまった・・勘繰りすぎですね。
 

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初春大歌舞伎 市川猿之助襲名披露

2013年01月27日 | ライブ・公演・舞台

久し振りに大阪難波にやってきたのは、歌舞伎を観るためです。市川猿之助、襲名披露。松竹座に来るのは、ジュリーが「桂春団治」をやって以来、もう何年になるのかしら? 

昼の部と夜の部では演目が違い、各二万円もするのです!ジュリーに三回行けるじゃないか・・・(千円足らんけど)高い!高すぎる!と思ったが、それでも見たかったので、口上のある夜の部にしました。他の歌舞伎と比べても、いっそう高かったようです。正月で襲名と、出演者のせいですかね?それでも大入りだったようです。

       

席は必ずとれるようにと、JCBチケットでプレリザーブしたら、8列目という良席がきた♥嬉しいわん、と思ったらやっぱりねー、右端の花道からは遠い席だった。でも双眼鏡をわざわざ買ったのに、いらなかったくらい。松竹座なら、安い二等席でも見えたかもね・・・  松竹座はさすがに、着物姿の女性客が多く、着物率の高さはお正月以上。ただし、若い方の着物姿は見かけません。 客の年代はほぼ60代以上でした。チケット高いしね・・

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大阪松竹座

夜の部

一、操り三番叟(あやつりさんばそう)

※人間国宝の藤十郎さん、肌ツヤツヤ!もう80歳くらいじゃなかったか?びっくりの若さです。三番叟は人形振りが楽しい演目です。人形役の翫雀さんは、ジュリーが春団治を演じたときに、観に来られていました。後見の、薪車さん男前です。この方については、後ほどまた・・・

二、小栗栖の長兵衛(おぐるすのちょうべえ)

車さん。古典は無理ということで、新歌舞伎の舞台になった模様。だから、語り言葉も普通のTVの時代劇を見ているようで、全く歌舞伎のとっつきにくさはありません。わかりやすい内容。ですが、さらにガイドのお蔭で、人間のいい加減さや皮肉さもよく理解できました。

三、四代目市川猿之助 襲名披露口上(こうじょう)  

※残念ながら、猿翁丈は体調不良のため休演です。これが目当ての部分もあったんですけどね。40を過ぎて歌舞伎に挑戦しようとする、中車さんの心意気が聞きたかったの。皆さんの、それぞれの口上も面白かったわ。

四、三代猿之助四十八撰の内 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

※とっても有名な演目ですが、詳しい内容までは知らなかった。歌舞伎って、とにかく荒唐無稽なぶっとんだ筋書きが多いですが、これはまだしも・・・わかりやすいかな? 義経と静御前と親を慕う化け狐のお話です。 静御前の秀太郎さんて、どうも私には昔、高田美和さんとの離婚のすったもんだが思い出されて・・('◇')ゞアハハ・・ 衣装は赤い絢爛たる豪華な振袖でしたが、ここは双眼鏡は使わず遠目がよろしいようで・・・ 

とにかく見どころは、猿之助の狐です。飛び出す、宙返り、早変わり、衣装替え、細い欄干の上を歩く、最後は宙乗りと、演技力だけでなく、とにかく非常な体力を要する役で、誰にでもできるものではありません。 さすがに新猿之助!と、いたく感動しました。

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歌舞伎の内容はどうせ理解できないからとイヤホンガイドを借りたら、これが大正解。もともとの演目自体が、わかりやすい内容ですが、初心者の私でもよく理解できました。 しかも、舞台の内容に加え、さらに詳しく筋の前後の話も付け加えられるので、さらに沿革がよくわかる。30分くらいある暇な休憩時間には、出演者の興味深いインタビューが流れ、全然退屈しませんでした。 

去年も、歌舞伎の襲名披露を京都で見たが、イヤホンガイドを借りなかったせいで、台詞は理解できず眠くなってしまったのだ。わからない難しいと思っていた歌舞伎も、ガイドさえあれば、詳しい周辺の話まで解説してもらえ、とても楽しめます。

衣装は絢爛豪華で美しいし、とても楽しめたので、これは歌舞伎にはまりそ~♥ と思ったのですが、やっぱりお金が高いのと、何よりもジュリーが優先なので、とてもツウにはなれそうもない。今度観るなら、二等席でいいかな・・

 

みんなからのコメント コメントする

>kinpiraさま、コメントどうも有難うございます♪
二度目の歌舞伎ですが、とても楽しめました。また行きた~い!
でもお高い・・・(T_T)
スーパー歌舞伎、とても観たいです~!ヤマトタケル、安い席でいいから
行こうかなあ・・・
右近さんは、ジュリーと「海光」で共演しましたね。
演出は猿之助さんでした。ああ、そうか!ジュリーと縁はあったんだ!
お陰様で、今気が付きました(^-^)
こんばんはー。
saoさま、歌舞伎見物とは素敵ですねー。
私も20代OLのころ少しはまってました。お安い席専門でしたが。
でも初めて見たのは前猿之助プロデュースのスーパー歌舞伎!
「伊吹山のヤマトタケル」で市川右近主演でした。このとき右近さんと握手したんですよー。
そこから古典歌舞伎も見るようになって、知り合いに後援会の人がいて猿之助はよく見に行きました。
その後は団十郎や中村一門も。
襲名披露もいいですよね~。私は中村福助のときに見ました。これは綺麗な女形でしたわ♪
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