マロリーな日日(にちにち)

癒し系ソフト・ボトルメールの作者が、ガツガツ派では見えないゴロゴロ視点で、ビジネスの世界を観察していきます。

久々のソウル出張

2005-06-28 10:27:58 | 閑話
やっぱり羽田発はいいですね。
たった2時間のフライトに、90分もかけて成田へ行くなんて馬鹿馬鹿しいです。
羽田の国際線ロビーは、地方空港のしょぼくれたたたずまいですが、ビジネスにはそんなこと関係ないですしね。

たまたま乗り合わせた飛行機に、NHKハングル講座で講師を務めていた小倉さんと会い、持参していた彼の本にサインをもらいました(^ ^; 
ハングルの勉強に少しでもモチベーションを高めようと意を決した次第。

金浦からビジネスパートナーの案内で早速、電気街のヨンサンへ。
スターウォーズ最新作のDVD、500円という甘い誘惑を断ち切り、情報収集です。


小倉紀蔵のパズルで韓国語

ナツメ社

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日本一のオフィス

2005-06-24 12:00:45 | ネタのタネ
以前、何かの雑誌で、日本テレコムの汐留オフィスを、日本一のオフィスと称しており、気になっていました。
で、早速、テレコムの友人に、見せてコール。行ってきました。

いやぁ、ほんとカッコいいっすね。
巨大なカフェといった趣。
全館無線LANなので、ごちゃごちゃした配線はないし、
社員がみなTinkPadを使っており、机上は黒で統一され、クール。


自分の席というものはなく、完全自由席。
一人企画書のたたき台をつくる作業なら、窓際で隅田川を見下ろしながらのカウンター席に。
チームで意見交換するならモニタのあるテーブル席を占拠と、なかなか自由。

ちなみに、個人の書類はどうしているかというと、基本はイントラ内にデジタルで整理収納せよというのが原則だそうですが、
やはり、それでは困るというので、個人ロッカー内に紙の書類や資料を保管できるそうです。

またフロアには事務コンセルジェのような人がいて、彼に事務用の備品をもらったり、プリンターからの出力を受け取るような仕組みになっていました。
重要な文書のプリントアウトをしてそのままという情報漏洩に比べれば、いいシステムかもしれません。飲み会の店の地図やクーポンをプリントアウトするという個人利用も防げますしね(^ ^;

また、こういう自由席なので、みなIPフォンを社内電話として携え、フロアを移動する際には出入口で社員証のICカードをピッと。
これは、どの社員がどのフロアにいるのか把握するためだそうです。ま、自由の不正利用防止としてやむなしですかね。

一方で、組織変更や人事異動があっても、このシステムだとレイアウト変更がそもそも不要なので、そういうコストや総務部のパワー削減にもつながりますね。なるほど。

永井的には、出入り業者として毎日ここで働けたら、オフィス問題は解消だなぁなんて思い、
ガイド役の友人に伝えるが、「今はアウトソースを切って、すべてのオペレーションを正社員化する方向にあるので、ダメでしょう」とのこと。残念(^ ^;

で、ふと気がついたのですが、このオフィス、私のようにある程度インディペンダントな動きをし、外回りが多く、プロフェッショナルな仕事をする人間には理想的なところなのですよ。
実際、テレコムでも営業マンが主にこの職場を活用している次第。
でもね、営業マンといっても新卒の子や初めて営業をする方もいますしね、そういうヒトのフォローってすごくしづらいと感じたわけです。

前職のリクルート社では、結構、営業はある種の「組」みたいなもので、課長はメンバーに対して、定例ミーティングや同行を通じてロジカルに、ときには人間力全快でサポートしていました。
顔色の悪い営業マンがいれば「おい、どうした?」なんて細かいフォローが入れられるわけで、やはり固定席には固定席なりの良さがあります。

ま、そんなことはテレコムさんも百も承知でしょうが、営業マネージャーはかなり意図的にメンバーの業務フォローや成長を新しい運営やルールで仕掛けていかないといけないので、大変でしょうね。
これはこれで、次世代の営業マネージャーのノウハウとなっていくのでしょう。

1年後にまた訪問したいです。





ヒトのすばらしさ

2005-06-18 22:49:33 | こども
1歳11ヶ月の娘がいる。
彼女はまさに怒濤の勢いで日本語を身につけつつある。
獲得しつつある単語の多さと早さは、噂通りなのでさほど驚くことはないのですが、
「しーちゃんが、する」などのように、助詞を絡めて言葉を連結し始めたときには、おおっ、とうなったものです。

そのうち、同じイヌでも、ダックスだろうが、チワワだろうが、同じイヌとして認識しているようだし、
写真や、かなりデフォルメされたイラストでも、イヌはイヌとしていつのまにやら認識しているのが不思議ですね。

一方で、色の判別や、大きさの大小、速さまで理解し始めています。
「あかいの(とって)」
(奥さんのおっぱいを見て)「ちいさい」
(コップにつがれた牛乳を見て)「おおきい」
 ※量を示す言葉はまだのようです
(走り去る車を見て)「ブーブ、はやい」

とまぁ、このあたりはがんばればコンピュータにも教え込ませそうな気がするのですが、
お気に入りの料理が出て、むしゃむしゃと食いだすと、突然、「おいしい!」なんてしゃれたことをいうわけですよ。
それは、どの食事に対してもいうわけではないし、特定の料理に対していうわけでもなく、明らかにふだんより食が進んでいるときに、感極まって発語しているように思えるのです。

これだけじゃない。
散歩の際に路肩に咲く花を指さして「きれい!」ときたもんだ。
これまた、どの花でもいうわけでもないし、あるガラス細工を初めて見たときにも彼女は「きれい!」というわけです。

この「おいしい」、「きれい」という感覚のすばらしさ、人間性、不思議さを平凡な日常の中で想起させてくれる娘に感謝しています。



意外な落札

2005-06-11 17:11:40 | 閑話
今月末に韓国出張を控え、いつものようにネットで予約を・・・。
私の場合、AB-ROADネット(http://www.ab-road.net/)へ直行し、格安航空券とホテルの別手配のパターンと、
航空券とホテルのツアー価格を比較して、その中から選択する、という方式で購買が決定していました。

で、案の定、AB-ROADネットで、
「ふむふむ、たしかに価格的に魅力がある航空券やツアーがたくさんありますなぁ」
なんて独り言をいいながら、価格の相場観を養うこと、20分。

いやぁ、この時期だと2万円ちょっとで韓国往復できちゃうのねー、と感心しつつ、
実は、今回の予約にあたってはわがままな条件がつくので、ちょっと不安だったのです。

1.成田より羽田発着が望ましい
  →多少、高くなっても羽田にほど近いところに住む私には魅力的。

2.ソウルの空港とホテルの往復時に妙な土産物屋に立ち寄るのは勘弁
  →韓国ツアーの定番ビジネスモデルとはいえ、時間がもったいないと。

3.帰国直後、福岡方面でお仕事あり
  →帰国便は福岡だったら、そりゃ楽ちん。

・・・てな観点で、AB-ROADネットを改めて検索すると、羽田発着便、かつホテルつきで約4万円のツアーを発見。
上記2の条件は気になるけど、帰国便を福岡にできないか、問い合わせてみることに。
しかし、そこは事前手配のツアー、帰国便の変更は不可のうえ、
一人の宿泊なら1泊+6000円いただきますという、ゲゲな回答。

ふと、ANAのサイトで直予約したらどうよ、と思い立ち、検索。
羽田発で、福岡戻り便があっさり4万円ちょっとで今すぐ予約できるではありませんか!
しかもホテル検索途中で見つけたソウルナビ(http://www.seoulnavi.com/)でかなりいい宿が、1泊6000円。
こりゃいいってことで、今回は上記の3条件に加え、ホテルの部屋でインターネット無料(LAN)というおまけまでついて満足。

これまでANAのインターネット予約は国内便だけでしたが、国際便も使わせていただきます。



SuicaとEdy、兄弟対決・深まる謎!?

2005-06-04 03:40:21 | good/bad design
最寄り駅はJR。近所のコンビニは、ampmとサンクスということもあって、
私はSuicaとEdy、かなり使っています。

で、両方とも一長一短といいますか、個性があるのにみなさん気がつきました?
SuicaとEdy、もともとはソニーが開発した非接触ICカード技術方式、FeliCa (フェリカ)を利用した兄弟カードなのですが・・・

Suicaはさくっと決済してくれるが、Edyはそうはいかない

おかしいなぁと思って識者に尋ねたところ・・・
1.Suicaの方が強電界で利用している
2.セキュリティの面でEdyの方が複雑な処理をしている
・・・だそうで、結果として、改札でのスピード処理を重視した設計である、
Suicaのほうがかざせば、即反応してくるというわけ。

じゃぁ、Suicaのほうがシステム的に優れているのかというとそうでもない。

店で何かを購入し、Suicaをかざすと、そくざに「ピ!」と反応するのですが、
私には、どうしてもエラー音やアラート音に聞こえてしようがないのです。
「えっ、なんか問題ある?残高足りなかったっけ??」と、
いつも不安な気持ちになってしまうというわけです。

それに対してEdyの反応は、若干まったりとはしていますが、「シャリ~ン」と心地よい音。
「おー、しっかり決済できたぞー」という気分が高まります。
こういう音をしっかり実装してくるところはさすがですね。

しかし、まだ個人的には腑に落ちない点が・・・。
近所のサンクスは明らかにEdyの反応が遅い。
カードをかざして、腕が重くなってくるし、なにより店員との微妙ーな、無言状態にかなりのストレスを感じます。

SuicaとEdyの反応速度が違う理由はわかったが、なぜ同じEdyで違うのー??


PS
 こんな話を友人のエンジニアにしたところ、彼はSuicaをしばらく使うと、レスポンスが落ちてくるので、
 定期的に新しいものに取り替えてもらっており、実際そうするとレスポンスがいいのだそうだ。
 「えっ、本当?」ってなわけで、再びさきの識者に尋ねると、
 「体感できるほどの差かどうかわからないけど、あり得る」との回答。
 なんでも、メモリ上のテーブルで情報の書き込みが繰り返されると検索するテーブル量が増える可能性があり、
 それで、理論的には反応速度が落ちるそうな。
 へぇ~。