マロリーな日日(にちにち)

癒し系ソフト・ボトルメールの作者が、ガツガツ派では見えないゴロゴロ視点で、ビジネスの世界を観察していきます。

MTBTK

2007-05-07 20:14:25 | 閑話
このゴールデンウィーク前に、猫を拾っちゃったんですよ。
家で仕事をしていたら、隣の公園から猫の鳴き声が聞こえるのに気がついたのです。

猫が好きな人にはすぐわかると思うのですが、明らかに小猫の緊急SOS的鳴き声。
サンダーバード隊員の求人があったら即合格できる勢いで仕事を停止し、レスキューへ向かう。
三毛猫の赤ちゃん(メス)を保護。かわいい。しかもかなりの美形。

その後はもう大変で、近所の獣医さんに連れて行き、ノミ取りの薬を塗ってもらったり、ほ乳瓶代わりに注射器をもらったり、ドラッグストアで離乳食やミルクを購入。
夜になってやっと、猫ちゃんは落ち着きを取り戻し、SOS的鳴き声を停止。まだノミがいるので、娘にはさわらせず、しばし、段ボール箱の即席の寝床で休んでもらう。

娘の命名により、とりあえず、この猫を「リンちゃんいっちゃん」と呼ぶことに決定。

翌日は里親募集のチラシを保育園に貼りだしてもらったり、念のため、保護した公園には、捨てたのではなく迷子の可能性もなきにしもあらずなので、その趣旨のチラシを貼る。昔と違って、こういことがすぐできるのがよい。

そんなこんなで、友人経由で里親になってくれる方がみつかり、東京から浦和まで送り届ける。

近所に親切な獣医さんがいたり、友人が新しいコミュニティでうまくやっていたり、(フェレット問題のさなか)SONYの元同僚が捨て猫の里親を見つけるボランティアをしていたり、今回の子猫騒動で新しい関係がかいま見えた気がする。


MTBF(Mean Time Between Failures)という言葉がある。
平均(無)故障間隔という意味で、故障発生から次の故障が発生するまでの間の平均時間。つまり、この値が大きいほど信頼性が高いということです。

で、MTBTKというものもあるのかなぁと、ふと考えた次第。

Mean Time Between Taking in Kittens(捨て猫を拾う平均間隔)

英語があっているかはさておき、自分のMTBTKを振り返る。


小6(12才)
 下校時猫を拾い、家に持ち帰るが親に拒絶される。元の場所に返しておけという命令に従ったものの、友人宅を尋ね回り、里親になってくれる蕎麦屋さんをついに見つける。猫をまた拾いに現場に戻るがそこに猫はいなかった。


サラリーマン(32才)
 厳密には、当時同居の母が近所の神社で拾う。衰弱死直前だったが、奇跡的に一命を取り留め、現在も母と暮らしている。10年後、あのかわいい子猫はふてぶてしい肥満猫に・・・。

フリーター(43才)
 今回の件ですな。

・・・で、MTBTKを算出すると、(20+11)/2=15.5 years

て、ことは、還暦ぐらいに、人生最後の猫をもう一度拾いそうです。