マロリーな日日(にちにち)

癒し系ソフト・ボトルメールの作者が、ガツガツ派では見えないゴロゴロ視点で、ビジネスの世界を観察していきます。

青い空と、青い企画書

2006-07-26 23:25:29 | 閑話
今日、首都圏は久しぶりの青空。
シャツに汗がにじむが、あの長雨が続くよりは気持ちは明るい。

夕方、横浜国大のベンチャービジネスラボラトリーの授業に参加させていただく。今日のカリキュラムは今までの学びを元に事業企画を作って、プレゼンという内容。
10組のプレゼンを聞く。あっというまに3時間経過。

そもそも企画について熟考されていない。
ユーザは誰で、どういうシーンでこれを使って、どう嬉しいのか? 頭に汗をかいていない。
ちょっとググったかもしれないが、関係者にインタビューはしていないし、現場も直接みていない。足さえも動いていない。
プレゼンは原稿棒読みで、情熱も伝わってこない。スライドは誤字だらけ・・・。
授業のためだけの企画なんか、時間の無駄だからやめちゃえば?!

辛口のコメントばかりですいませんでしたね(^ ^;
でも、なぜか楽しかった。

青臭い、どうがんばっていいのかわからず、なんとなくできあがった、初めての企画書。
ドンマイ、ドンマイ。これから、これから。

青とは成長途上の状態を示すと以前聞いたことがある。

20年前の自分はどうだったか?


PS
 学生さん>
 審査員の中野さんが勧めていたのはこの本。
 ちゃんとメモした?

 数年前、著者にしてIDEO社長のトムケリーに企画書をメールしたことがあります。当時はやんわり断られましたが、今そのリベンジ企画を実施中。見とれよ~、トム!

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

早川書房

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山口県人妻_03_山口県産

2006-07-21 23:20:15 | 山口県人妻
奥さんとスーパーへ買い物によく行く。
すぐに気がついたのだが、野菜や果物、肉、魚など買う際に、山口県産のものを100%、間違いなく、何のためらいもなく、あたりまえのように優先して買う。
そしてちょっと鼻をふくらませて、誇らしげにこう語る。
「だって、山口県産の方がおいしいし、安全だもん」

まったくの根拠レス・・・。
ソニー以上のブランド、セス・ゴーディンも真っ青のパーミッションマーケティング、それが山口県産である。



ちなみに本日の夕食の魚も、山口県産(・・・っていうのか?)。


PS
 日本人が外国に行くと、その昔は梅干しを持っていたなんていうかわいい話があるじゃないですか。
 うちの奥さんもそれと似たところがあって、山口県外に持ち出す常備食が、萩・井上社製の「しそわかめ」という半生(?)ふりかけです。うちの冷蔵庫に欠いたことはありません。
 東京でも手に入りやすいのでどうぞ。(むむ、おれも山口県人化しているのかも!?)

 ※写真は萩・井上のサイトより転載。
 http://www.hagiinoue.co.jp/osc/catalog/product_info.php?products_id=43


山口県人妻_02_ライバルは沖縄、北海道、九州

2006-07-20 23:48:35 | 山口県人妻
今日からANAやJALで、日本全国ドコでも片道7700円の販売が開始。
以前は、羽田→山口宇部便はANAしかなかったこともあり、奥さんのマイレージは当然ANAでして、私も結婚後はANAに一本化しました。

で、数日前から奥さんとはANAの超割をつかってどうこかへ行こうということになっていたのですが、どういうわけか、私は発売日を8/1とばかり思っていたのですよ。これ、一般(マイレージ登録ユーザ以外)の発売日で、選考受付はなんと本日14時から始まっていた次第。夕方そのことに気がついた奥さんがどこでもいいから早く予約を入れろというので、沖縄をみてみると・・・。がーん、すでに売り切れ。
気を取り直して、北海道はどうよということで千歳以下、その他の地域をみるもこれまたソールドアウト。

ふと、この売り切れサインはなにかの間違いじゃないかと思い、なんとなく山口宇部をチェックすると・・・。おお、まだチケット残っている。沖縄や札幌の売り切れは事実であったのだと再認識。
奥さんに、山口宇部はまだゆとりがあるよと伝えたところ、ええっと驚いた表情。
「そんなはずはない、パソコンよく見せて!・・・おかしいなぁ・・・」
「ちょっと、九州をみてくれる? 山口宇部より売れ残っているはずだから」

命じられるままに九州のいくつかの都市への便を調べる私。
「うーん、残席はあるけど、山口宇部よりは売れているね」と答えると、首をかしげ、納得のいかない奥さん。

宇部便は北海道、沖縄、九州並みの人気があると思っているようなフシがあるのです・・・山口県人妻。


PS
 で、結局どこのチケットを買ったかというと、鹿児島。いまは大雨で大変な事になっているようですが・・・。


アダルトショップの矛盾するメッセージ

2006-07-14 23:52:41 | biz basic
京都東山を散策中にこんな看板をかかげたアダルトショップがあった。
「お気軽にどうぞ」

ふと入口を見やると(他意はない・・・)そこには手書きでこんな注意書きがある。
「ひやかしの方、お断り」

不思議なメッセージである。
おそらく、「お気軽に」という赤い看板のおかげで、店内の入場者は増加したものの、思ったほど売上が伸びなかったのであろう。しかも、陳列棚は乱されるは、万引きが増えるは、常連さんは逆に入りづらくなるはで、困った店主が次に入口で掲げた手書きメッセージが、「ひやかし、お断り」なのではないかと勝手に推察。
気持ちはなんとなくわかる。
でも、こういう矛盾するメッセージを客にぶつけてはいけない。
客は混乱し、2つのメッセージそのものが弱まってしまう。

ビジネスの現場でも、「納期は遅れるな、でも残業は気をつけろ」とか、作業ミスは積極的に報告しろというので、報告するとそのミスについてすごく怒られるだけといったようなことはよく起きる。
アダルトショップと同様、相反するようなミッションは、メンバーや従業員にそのまま投げてはいけない。
矛盾なく、迷わない行動を支援するにはマネージメント側の下準備が必要である。

ひやかしのつもりで店内に入ってみたが、思わず買ってしまうような棚づくりや、
メンバーと議論され、周到に見積もられたスケジュールを作るのはマネージャーの仕事である。

新シリーズ、山口県人妻

2006-07-11 00:46:21 | 山口県人妻
山口県・人妻ではない。山口県人・妻である。

結婚して楽しいことの1つに、実家がもう一つできるということがある。
しかも、首都圏(東京、栃木、埼玉)で人生のほとんどを過ごしたボクにとって、山口県出身の奥さんはちょっとした異文化体験をもたらしてくれる。
それを忘れないうちに書き留めておこうというのが主旨。

奥さんに限らず、山口県民は、近代日本国家は山口県(長州)が創ったという自負があるので、ひじょうにふるさとに対する自尊心が高いです。歴代首相は山口県が最多であるとか、新幹線の駅が一番多いとか、山口県初心者を見つけるととても嬉しそうに話してくれます。

先日TVを見ていた奥さんがふと私にこう問いかけるのです。
「ねー、栃木県って、市町村の数はいくつあるの?」

「えっ、そんなことは考えてみたことないし、知らない」と私は答え、
「じゃぁ、山口県はいくつあるの」と切り返すと、
「22」
とあっさり答えます。

「ひょっとして、市町村名まで全部言えるの?」と尋ねると、
「あたりまえじゃん」
とこれまたあっさり答えます。

私に愛県心が欠けているだけなのでしょうか・・・
・・・いえ、そもそもなぜ市町村数が気になるのでしょうか、山口県人妻。

「あなたと同じ人間はいない。だから、あなたが考える価値がある」と山田ズーニーは言った。

2006-07-10 22:58:25 | LifeHacks
本日よりblog、再起動します。5ヶ月ぶりかぁ。ずいぶんさぼってしまった。
gooの特設blogからはずされちゃうわけだよなぁ(^ ^;

ちょうど仕事が忙しかったことと、こういう駄文を連ねていったいどうすんの、オレ? という疑問がふつふつ湧いて来ちゃって、このブランク。もうちょい軽めな話をふくめ、マロリーな日日(にちにち)Ver2.0、はじめます。

何気に本屋で手にした、山田ズーニー著「伝わる・揺さぶる!文書を書く」という本のプロローグを立ち読みして感動。この本、中学生から読める立派なビジネス書でもあった。
そんな中、表題のセンテンスに出会い、マロリー再開を決意。新しい名刺にblogのURLも印刷し、逃げ場をなくし今に至っております。

もう、オジサンになっちゃうとビジネスの基本事項とか、流していてもできちゃうようになるのが、つらくて飽きちゃうわけですが、この本に記載のあったズーニー式議事録などを、意識的に取り入れて楽しんでいます。
テンプレートとしてはこんな感じ。みなさんもお試しあれ。

<発言ではなく、論点に着目した議事録>
1.前回までの流れ
2.本日の会議の位置づけ・流れ
3.議事の要点
4.本日の決定事項
5.今後の課題
6.次回の予定


伝わる・揺さぶる!文章を書く

PHP研究所

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