ぼくは今、北九州の寂れた駐車場にたたずんでいる。
4時間後に開演する芝居の整理券を待っているのです。
劇団の名は「水族館劇場」。
たぶん、誰も知らないでしょう(^ ^;
数年前、知人の紹介で初めて見た劇団なんですが、これがイイ!
ちょっとメジャーになっちゃったような劇団は、はっきりいってTVやDVDで見ても同じなんですよ。
席と舞台は遠いし、役者の覇気も広い劇場の中で乾燥してしまう・・・
でも、水族館は違うんです。
超インディーズなので、迫力からして違う。
たぶんに推測ですが、おそらく当たっていると思うことの1つに、彼らはまず9ヶ月くらい死ぬほど働いて金を貯めます。
で、その金を自分のやりたい芝居のために放出。
・・・そんな生き方。
劇場も自由が丘とか、ましてや渋谷などとは全く無縁。
神社の境内や、ここの海辺の駐車場に自分たちで建てちゃうんですよ。
写真見て~。
おまけに馬は走るは、2トン近くの水が流れるはで、思わず観客も大興奮。
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千秋楽の今宵、200人定員の小屋に300人がつめかける。
ふつうなら、このギューギュー詰めの席に暴動が起きそうなものだが、水族館ファンは彼らへのご祝儀のつもりか文句は聞こえない。舞台の奧に拡がる漆黒の空間に、製鉄所のライトが点滅を続けているだけだ。
----
芝居が終わった。
筋の通ったテーマ性か、偉大なるマンネリズムか。でも、そんなことはいい。マンゾク・・・。
で、この後・・・。
客とスタッフの大宴会が始まるんです!
おいおい、おまえら、客のオレたちにタダで酒やつまみを振る舞ってどうするよぉ!
どうみてもまだ客は150人は残っているのに・・・。
と、いいつつ、主演女優の蛍さんとパチリ。あら小柄な人だったのね。
あ~、九州は焼酎がめちゃくちゃ旨いなぁ。一升瓶より大きなボトルがあるんだね・・・。
ふと時計を見やると、すでに日付は変わり午前1時。寝ている客もいるよ。
でも、日が昇ればまた東京に戻る予定なので、九州ならではの旨いものを喰おうと街に、水族館のテントを後にする。
女房、子どもを東京に置いてきて、往復4万円もかけてオレってどうよ、とたしかにチラリと思ったけれど、このインディーズの熱い雰囲気は、元気・勇気・希望をくれますね。
今年もありがとう、水族館劇場。
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でね、いつもAppleのiPodばかり褒めちゃいますが、Appleのすごいところは、iPodに関連してポッドキャストというCGM(Consumer Generated Media)を世の中に提供しちゃったということです。ボイジャー社のエキスパンドブックがでた93年も、これで活字は解放されるってワクワクしたし、はじめてウェブサイトを見た94年もこれで世界の智が結びつくザナドゥの世界到来じゃんって腰を抜かしそうになったし、それからこのblogでしょ。
CGMってなんで、こんなに人間を熱くするのでしょ?
4時間後に開演する芝居の整理券を待っているのです。
劇団の名は「水族館劇場」。
たぶん、誰も知らないでしょう(^ ^;
数年前、知人の紹介で初めて見た劇団なんですが、これがイイ!
ちょっとメジャーになっちゃったような劇団は、はっきりいってTVやDVDで見ても同じなんですよ。
席と舞台は遠いし、役者の覇気も広い劇場の中で乾燥してしまう・・・
でも、水族館は違うんです。
超インディーズなので、迫力からして違う。
たぶんに推測ですが、おそらく当たっていると思うことの1つに、彼らはまず9ヶ月くらい死ぬほど働いて金を貯めます。
で、その金を自分のやりたい芝居のために放出。
・・・そんな生き方。
劇場も自由が丘とか、ましてや渋谷などとは全く無縁。
神社の境内や、ここの海辺の駐車場に自分たちで建てちゃうんですよ。
写真見て~。
おまけに馬は走るは、2トン近くの水が流れるはで、思わず観客も大興奮。
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千秋楽の今宵、200人定員の小屋に300人がつめかける。
ふつうなら、このギューギュー詰めの席に暴動が起きそうなものだが、水族館ファンは彼らへのご祝儀のつもりか文句は聞こえない。舞台の奧に拡がる漆黒の空間に、製鉄所のライトが点滅を続けているだけだ。
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芝居が終わった。
筋の通ったテーマ性か、偉大なるマンネリズムか。でも、そんなことはいい。マンゾク・・・。
で、この後・・・。
客とスタッフの大宴会が始まるんです!
おいおい、おまえら、客のオレたちにタダで酒やつまみを振る舞ってどうするよぉ!
どうみてもまだ客は150人は残っているのに・・・。
と、いいつつ、主演女優の蛍さんとパチリ。あら小柄な人だったのね。
あ~、九州は焼酎がめちゃくちゃ旨いなぁ。一升瓶より大きなボトルがあるんだね・・・。
ふと時計を見やると、すでに日付は変わり午前1時。寝ている客もいるよ。
でも、日が昇ればまた東京に戻る予定なので、九州ならではの旨いものを喰おうと街に、水族館のテントを後にする。
女房、子どもを東京に置いてきて、往復4万円もかけてオレってどうよ、とたしかにチラリと思ったけれど、このインディーズの熱い雰囲気は、元気・勇気・希望をくれますね。
今年もありがとう、水族館劇場。
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でね、いつもAppleのiPodばかり褒めちゃいますが、Appleのすごいところは、iPodに関連してポッドキャストというCGM(Consumer Generated Media)を世の中に提供しちゃったということです。ボイジャー社のエキスパンドブックがでた93年も、これで活字は解放されるってワクワクしたし、はじめてウェブサイトを見た94年もこれで世界の智が結びつくザナドゥの世界到来じゃんって腰を抜かしそうになったし、それからこのblogでしょ。
CGMってなんで、こんなに人間を熱くするのでしょ?