マロリーな日日(にちにち)

癒し系ソフト・ボトルメールの作者が、ガツガツ派では見えないゴロゴロ視点で、ビジネスの世界を観察していきます。

電話spamが劇的に加速する日

2005-08-25 17:31:03 | ネタのタネ
ここ数ヶ月ほど、自宅で仕事をしてることが多いのですが、昼間にバンバンかかってくるセールスの電話には閉口しますね・・・。
マンションや証券を買えだとか、電話をもっと安くしないかとか、全く興味のない内容に加え、こちらの都合などまったく省みない無礼に、オトナの礼節を持って対応するのは一苦労です。
電話セールスというのは、よっぽどすばらしいデータベースを持っていない限りは、どう考えてもペイしないビジネスモデルのように思うのですが、なぜこんなにヌルい電話が毎日かかってくることやら・・・。

思えば、仕事関係や家族、友人からの電話はほとんどが、手元のPHSに入ってきます。
なので、わが家の電話がリーンとなると、妙に緊張するようになってしまいました。
かといって、ADSLやFAX、世間体的にも(ネットの買い物などで固定電話しか入力を受けつけてくれないところも多々あるし)完全に固定電話を切るわけにもいかないと。
ナンバーリクエストや、二重番号サービスという方法もあるのですが、わが家的ニーズとしては・・・

・FAXは無条件で受信
かつ
・番号非表示での音声接続は無鳴動で留守電に
・または、音声接続はすべて「ケータイまたはメールにて連絡せよ」という自動応答(無鳴動)

・・・てな感じですが、NTTへ払う利用料を考えると、電話機を変えれば3番目の方式の採用で少しは楽ができそうな気も。FAXつき電話で全受信すべて無鳴動なんていう設定はできるんですかね?
詳しい方、教えてください(^ ^;

そして、私がもっとも恐れるのが、IP電話なのです。
奥さんがロンドンへ留学していた2002年頃から使い始め、今は海外出張時には手放せないIP電話なのですが・・・。
すでに、妙な電話セールス野郎がIP電話でガンガン固定電話にかけはじめていることに加え、これからIP電話端末が普及した近未来、この無料に近い電話に、自動音声の電話をシステムが勝手にかけてくることも予想されるのではないかと。まさに音声のspam・・・。
たとえば、Skypeには音声通話については通話を許可するユーザを3種類に分類可能(全受信、リストユーザのみ、指定ユーザのみ)ですが、このあたりがもっとも開発競争の焦点になったりして。

NOといわせない会話術

2005-08-19 00:23:39 | biz basic
韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」より、また感じたことなど(^ ^;

女医チャングムは、王の病気について疑問を抱き、厳しく管理されている王の病状日誌を持ち出してしまう。
この一件は王直属の内侍府(親衛隊みたいなもの)にばれてしまうのですが、その長官はチャングムの理解者の一人であり、本来であれば死罪に値するところを、もみ消してくれました。
それを知った、チャングムと敵対するチェ女官長は、たった一言で、長官の判断をひっくり返します。

さて、あなたがチェ女官長ならどういう発言をするでしょうか?

「長官、チャングムだけ特別扱いはおかしいです!」
「長官、法律をご存じですね?」
「長官、宮中にこの件をバラしますよ」

・・・悪くはないですね。
しかし、部外者かつ身分も下の女性からの進言です。
権力もプライドもある長官、しかも16世紀のヒトですから、
「それがどうした!」「おまえの出る幕ではない!」
と、一蹴される可能性は極めて高いとも思われます。

で、チェ女官長のキメ台詞です。

「長官、王様を裏切るつもりですか?」

さすが、悪役は古今東西、ディベートが強い。

王を裏切るのかと聞かれて、そうです、という臣下は政変時でもない限りいないわけで、このような絶対的正論に対しては、必ず特定の回答を誘導できます。
その誘導先にいかに自分の利益となる選択を用意するか、これが交渉や会話の極意ですね。

絶対的正論の利用は、結婚式のスピーチでも、敵対的買収をしかけた先に派遣された役員のスピーチにも応用が利いたりします。
「愛」の話です。詳しくはまた別の機会に。

愛・地球博の見所は、見えないところ

2005-08-08 23:53:44 | biz basic
愛知万博の某ディレクター氏より、会場を取材に来ませんかというお誘いをいただいた。
正直、万博にはあまり興味はなかったのですが、並ばないですむチケットを発行しますよ、という一言で訪問を決意(^ ^;

平日月曜日、しかも会期は来月で終わりという状況ながら、人混みは週末の渋谷以上。
メイン会場、長久手日本館の行列では、毎日10~20人が熱中症で倒れるという暑さの中、やや後悔が。

最初はサブ会場の瀬戸日本館で、群読叙事詩劇「一粒の種」を見せていただく。
脚本のJ・A・シーザー氏は、私にとっては舞台作家というよりは、アニメ「少女革命ウテナ」の音楽でリスペクト。
15分間でたたみかける迫力はさすが。シーザー氏の本当にやりたかった内容かという邪推はさておき、こういうイベントで15分という選択はすばらしいですね。夕方、韓国館で並んでしまった手前、30分の伝統舞踏を鑑賞しましたが、やや退屈ぎみ。長時間待たされても、印象に残る瞬発力のある出し物の方が評価が高いことを体感。

瀬戸から長久手会場へゴンドラで移動。
ゴンドラ待ちしていると、妙な看板が。(写真上)
なんでも、ゴンドラがある場所を通過する際、近所の住人からプライバシー侵害のクレームを受け、この装置がすべてのゴンドラに実装されたそうです。おそらく液晶のシートをゴンドラの窓に貼り、特定の場所を通過する間、その液晶を曇らせて、外を見えなくするという仕組み。
こういうイベントには絶え間ないカイゼンのために予算のバッファが必要ですね。

さて、目指すは長久手日本館。100分待ちの表示と長蛇の行列を横目にちょいと失礼と別の入り口から会場内へ。自然の叡智がテーマとあって、目立つ360度映像よりも、実は建物そのものが展示品で、光触媒を利用した天井に散水して冷房費を削減するとか、間伐材を組み合わせて太い柱を作っているとか、分別を考え釘ではなく竹を使用しているとか、そういう地味で見えない部分が見所だったりするわけです。
また入場者数からも明らかな万博大成功の陰には、ゴンドラの例のようなカイゼンが、あらゆるパビリオンでも日々実施されており、そういう配慮と対策の1つ1つが、私たちには気づかない見所となっている気がしました。

次に会場の裏手へ案内をいただく。裏口といっても、ここから天皇陛下から一流企業役員、代議士さま専用出入り口です。で、ここが陛下もお休みになった応接室。(写真上から2番目)仮設とはいえ、なんとも上品。
VIPといえば、前日には、某地元企業の元社長ご夫妻が、はたまたボクたちの30分後にはラルクのメンバーがここを訪問予定になってました。いやぁ、残念。

その後、関係者専用道路を使って車で会場内を移動。ぐるっと左回りに反対側、アジア各国のパビリオンがあるささ池ラウンジへ。(写真上から3番目)
ここはVIP用の休憩室で、内部は空港にあるビジネスラウンジと同じようなたたずまい。軽食、ドリンク類が無料でいただける。もっとも誰でも入れるラウンジではないので念のため。
数時間前、激混みの食堂でマズイ1000円の冷麺を食べたけど、ここでサンドイッチでも食べれば良かったのにぃと、アテンドのディレクター氏をちょっと恨む。

その後は自由行動ということで、ボクはアジアのパビリオンへ。でも、どのパビリオンも「自然の叡智」というテーマは感じられず、ただの国の紹介だったんですけど・・・。こういうテーマはホスト国、およびホスト国の企業館しか考えてないのでしょうか。他のパビリオンはどうなんですかね?

さて、西ゲートを退出する際、楽しみにしていた、女性コンパニオンのロボットを拝もうと思ったのですが、「彼女」は休憩中とのこと。なんでも30分働いたら、30分休むそうです。冷却に(笑)。そういえば、長久手日本館にいたアザラシロボも1時間働いたら、2時間休むそうです。充電に。
つーか、ロボットが人間より休んでどーするって感じですが・・・。

東京にいると、名古屋万博の話を全く聞かないのですが、現地に行くと熱気が違いますね。モリゾーとキッコロなんて、最初はなんてヘタレなキャラと思っていたのですが、帰りにはかなり好感がもてたりして。

夕食は、高倉健さん御用達の「宮鍵」へ。名物のかしわ味噌すきを食す。ええっ、こんなに味噌を入れちゃうの!?(写真下)

脂肪炎上

2005-08-05 02:25:38 | 閑話
たしか、先月発売の女性誌がこんなキャッチでしたね。
インパクトのある、四文字熟語ですなぁ。

私も気がつくと、ウエストライン消滅+脂肪腹巻をまとった状態になってしまい、ダイエットを決意しました。
食事は腹八分目で、脂っこいものは避けるという緩やかな取り決めをし、仕上げは運動と。

つーことで、先月からヨガ始めました。
2年前にやっていた太極拳と比べると、(ダイエット目的のヨガだからか?)あまり深みがない印象ですが、週1回は健康的な汗をかいています。激しく動き回るわけでもないのに、汗がダラダラと。

自分的にとにかく続けるコツはといいますと・・・
 ・お金を払う
   休んじゃ損、というプレッシャーをかけます
 ・奥さんと通う
   それでも、休みたいときに「もったいない!」と喚起(激怒)してくれる

てな感じで、平日昼間、オバサマだけのクラスで男一人、がんばっています。
更衣室独占でちょっと気分良し。


PS
 8/8にいった名古屋博のインド館で見かけたヨガの写真。
 このポーズを毎回やっているのですが、私の形状と全く違うよ・・・
 やはり、ヨガの道は険しく遠い・・・