マロリーな日日(にちにち)

癒し系ソフト・ボトルメールの作者が、ガツガツ派では見えないゴロゴロ視点で、ビジネスの世界を観察していきます。

2009年、はじめました。

2008-12-01 21:39:26 | ネタのタネ
今年はわれながら、ちょっとダラダラしちゃったんですよねー。
フィニッシュすべき仕事も延びてしまったし、顕著なアウトプットもなかったし・・・。

また些細ですが、使っていた手帳も珍しく気に入らない気分のまま使い続け、そこへ、たまたま新規購入した手帳が12月から使えるモノだったので、この機に手帳をチェンジした次第。

ふと、いっそこのまま、自分だけ一足先に2009年を迎えちゃおうかなぁなんて気分になり、がぜんやる気がでてきたのです!

2009年は、フツーの人より1ヶ月先にスタートを切ってしまう。
今年は13ヶ月あるんだから、good jobできるよね。

と、自分に言い聞かし、目標などちょろちょろ立て始める。
そうそう、年賀状もいつもの大晦日投函ではなく、近々出しちゃおう。




●2009年の手帳について
2007年に使用していた、ハンズオリジナルスケジュール帳「bestimmen」を購入しておいたのですが、それとほぼ同じレイアウトで、横長のプロジェクト管理ページがついていたハイタイド社の「ネーエ」(グレイ)を見かけ、浮気。
「bestimmen」(黄色)は急遽、奥さんにプレゼント(^ ^;

セカンドインパクト!

2008-10-19 23:25:13 | ネタのタネ
「セカンドインパクト」といえば、アニメ『エヴァンゲリオン』の歴史の中で、15年前に起きた大災厄のことをさすのですが、個人的には異なる意味合いで、よく流用しています。

それは、ITのセカンドインパクト。

インターネットの登場時には、そのすさまじい社会変革力は隕石の衝突に例えられました。
この衝撃をファーストインパクトすれば、コンピューティングの分野や受発注などの情報処理分野でビジネスの革命が起き、生活を変えていきました。
しかし、暫くするとこの「グランドゼロ」ももやが晴れ、大きな穴ぼこも日常の風景となった・・・。

ところがどっこい、その衝撃波はちょっと時間をかけてあらゆる産業に浸透し、一見、ITとは全く無縁の業界やビジネスまでをも大きく変えつつある現象を、「セカンドインパクト」と呼ぶにふさわしいのではないかと思っている次第。

で、このセカンドインパクトが製造業、とくに町工場をハイテク化し、そこに面白いベンチャーが誕生しているよ、というのが、私の近著書の内容なのですが、それはさておき(^ ^;

先日、タクシーに乗ったとき、ふと見慣れないモニターの存在(写真赤丸部)に気がつきました。
運転手さんに尋ねると、それはタクシーを呼び出した客の居場所まで案内するシステムだそうだ。

昔は、タクシーに乗っていると無線で呼び出しがありましたよね?
「赤坂溜池交差点××ビル前、○○さま~」なんて音声が聞こえてきて、近場のタクシー運転手が無線で自分がそこに向かう旨、配車センターに伝え、客をゲットする仕組みでした。

しかし、この最新の配車システムはきわめて合理的。
まず、客のリクエストのあった場所から、「もっとも近くにいる空車」にピンポイントで連絡が入ります。
そこに向かうことを了承したタクシーは、モニター上のボタンを押すことにより意思表示をします。
すると、タクシーのカーナビに自動的にお客さんのいる場所のデータが送られて、運転手さんはカーナビに従って走行をすればOKという、ワンダフルな仕組みです。

これまでこのような迎車はベテランドライバーの独断場になっていました。なぜなら客のいる場所を知らないと、配車センターからのオファーをゲットできないからです。そして、そのベテランといえども必ずその場所の近くにいるかといえば、そうでもありません。売上げほしさに遠くの場所からでも受注をしちゃう可能性も十分あり、その分待たされる顧客の満足を必ずしも満たしません。

しかし、この新システム。道を知らない新人でももっとも早く客のいる場所に容易にたどり着くことができます。タクシー会社にしてみれば、運転手の稼働をボトムアップし、燃料費の削減にも効果が期待できるというわけです。

さきの運転手さんによれば、日報を書かないで済むのも便利だと言っていました。
そういえば、昔、運転手さんはよくメモをしていましたよね。お客さんの乗った場所、降りた場所、料金を日報として会社に提出していたわけですが、これが完全に自動集計され、会社に報告されるわけです。

自車の位置と稼働状況が本部にチクイチ把握されているわけですが、そんなの気持ち悪いなんていうセンチメンタル論を吹き飛ばすほどのメリットが、当の運転手さんにもあるのです。

カーナビ、ドライブレコーダー、配車システムが当たり前になりつつあるタクシー業界では、「道を知っている」というアドバンテージは小さくなりつつあり、ベテラン運転手は従来と異なる優位性を築かないと、新人運転手に太刀打ちできないようになってきています。

それに比して、オフィスで働くホワイトカラーの生産性はひどいもんですね・・・。
長時間残業で成果を担保し、忠誠を示す慣習をやめないと一向にハッピーな社会になれません。

日本のホワイトカラーに働き方の根源を揺さぶる、サードインパクトが来るのはいつのことでしょうか?

日産先進技術センター

2008-09-27 17:49:04 | ネタのタネ
先日、日産先進技術センター(NATC)を訪問する機会を得た。
NATCとは、日産社外とのコラボレーションを加速するための研究開発拠点であり、そのための仕掛けが随所に施されています。
 →資料pdf

社員がリストアした日産製のクラッシックカーを展示したスペースから、お勧め本の紹介コーナーまで大仕掛けから、小さなアイデアまで大事に実現している様はさすが。

事実、感性を刺激し創造性を高めるオフィスとして本年度の日経ニューオフィス大賞にも輝いております。

で、横浜国大の仕事の一環なのですが、このエッジなNATCを見学するツアーを企画しました。
NATCの創発の仕掛けと仕組みを見に行きましょう!

永井の個人アドレスを知る人で、「行きたい」という方は、メールをくださいませ。
折り返し、詳細情報をお送りします。


日時
11/5(水)15:00~18:30(軽食つき)

場所
最寄り駅:愛甲石田駅(小田急線)よりバスで25分
現地集合解散


PS
 残念ながら屋内は写真撮影禁止。
 写真は、外にあった電気自動車と充電装置

おおた工業フェア・記念フォーラム、終わった

2007-02-17 23:09:03 | ネタのタネ
やれやれ、懸案のコーディネータ役も無事完了。
雇い主さんからは、「中身が濃かったね~」「Good Job!」とほめられる。一安心。
会場のアンケートも見る限りでは、お客さんの満足度もかなり高く、アレンさんの単独講演より評価がやや上(^ ^;
といっても、これは私の能力じゃなくて、パネルディスカッションのおもしろさですね。

どちらかというと、講演の方が好きなんですよ。準備も自分だけでできるし、シナリオは基本的に1つだけだし。
でも、講演は自分の能力と準備に評価が比例する反面、予想外の評価はなかなかでない。

一方、パネルディスカッションは、とくに司会の場合だったりすると、用意するネタの数やそれらの連結で、シナリオはふくらんで頭の中が迷走状態に。
しかも、トークライブというリアルタイム処理なので、ヘトヘト。しかし、一度、パネラーがノってくると、それこそ大いに盛り上がりって、想定外の高評価を勝ち得たりします。
今回は、見事そんな感じで、会場からも質問がたくさん来たし、嬉しかった。

ぼくなりに考える、大田区の製造ベンチャーについてのイメージ図を添えました。
まったくの印象なので、見当違いのところもありそうだけれど、20年後、世界の億万長者のうち何人かは、日本の製造ベンチャーから出てくるような気がしています。マジで。

今頃、ITでお金持ちになりたいとか騒いでいる若者には苦笑。
これからは製造業ですよ、日本人の若者ならば。

その話はいずれまた。

使ってはいけない

2006-08-04 23:09:47 | ネタのタネ
添加物たっぷりの食品や日用品、全く効果のない薬品・化粧品などを名指しした「買ってはいけない」がベストセラーになったのが99年ころ。
そろそろ、「使ってはいけない」なんて本もでてきたりして。

ちょっと前なら・・・
・JAL
・三菱自動車
・JR西
・回転式自動ドア

最近は・・・
・松下のファンヒーター
・シンドラーのエレベータ
・パロマのガス湯沸かし器
・トヨタのクルマ
・流れるプール


なんだか、ますます世の中が信じられなくなってくる。
以前から起きていたことだけれど、情報が出てくるようになってきた健全な(?)不安か?
それとも、3歳の娘を持つ親が感じる特有の恐怖感か?
いきなりミサイルを撃ち込まれるレバノンを思えばガマンすべき話なのか?

たしかに、予期せぬ環境で永久に正常動作する機械を作るのは技術的にも経済的にも不可能だし、お気軽なITを生業としている自分の立場から、生命を預かるメーカーやサービス企業の失敗を糾弾するのは簡単だ。

でも、なぜ、よのなかにはこうも感じない組織、動かない組織、学ばない組織の多いことか・・・。

たぶん、事故予測に必要な判断材料の多くが、ある組織人の元に集まってくるのだろが、次のような理由でなにも対処されないんだろうね、きっと。
・報告書を作るのが私の仕事です!(判断は別の担当者)
・センスや想像力が貧困なので、社会的な危機感に結びつかない
・でも、自分や会社に対する危機感には敏感なので、上司やTOPに報告しない
・上司に報告したのであとはお任せ

でね、上のような状況になるのは、情報がその組織にだけあって、社会にオープンになっていないからとも感じるわけです。
もし、これらの基本情報がblogよろしく、RSSなんかで流通していたら明らかにもみ消しはしづらくなるし、特定の担当者の判断ミスも社会的にフォローできると思うわけです。

たとえば、国土交通省が、列車の運転手や飛行機のパイロットにあらゆるヒヤリ・ハットを報告させ、個人情報は除いて、その情報をオープンにしてみるとか、自動車のドライバーや生活まわりのヒヤリ・ハットを報告することをモチベートさせるシステムを、リッチなIT企業が用意するとか、やってみたいですよね。
警視庁も、情報開示の方法は難しいかもしれないけど、不審死の調査概要だけでもオープンしてくれたら、ひょっとしたらパロマの被害をもっと早く予見できたかもしれないと思うのです。
これまた国土交通省か国税庁あたりが、自動車修理工場に毎日修理した車種、箇所を報告させ、この情報がオープンになればリコール以前に市民が発見・指摘できると思うのです。

一酸化中毒の不審死を検索すると、その市場シェアより明らかに多くのパロマ環境下であったとか、エレベーターに閉じこめられたヒヤリを検索したら、シンドラーがダントツ1位であったとか、怪しげな組織が浮き出てくると思うのですよ。

以上は、発見のシステムですが、事故後の分析もちゃんとオープンになってほしいものです。
責任者さがしは、警察と裁判所にお任せして、原因分析のほう。
機械的、物理的な原因だけでなく、JR西のように組織的な問題も多々あるわけです。
現在は、モラルの高いジャーナリストが徹底的に取材したり、畑村洋太郎さんのような学者を中心とした運動もあるわけですが、このあたりも産学官連携で事故調査チームが継続的に活動できるとすこしは住みやすい社会になるかなぁと。

とくに子どもが犠牲となる人工環境での事故は徹底的にかつ、優先的に手がけてもらいたい。
出産だけの少子化対策だけでなく、何の落ち度もない子どもを一人でも死なせないために。



「失敗学」事件簿 あの失敗から何を学ぶか

小学館

このアイテムの詳細を見る

HOMESTARにみる、LEDプロジェクタの発想の転換

2005-10-21 23:49:42 | ネタのタネ
今年の8月発売直後からずっと品切れで、ちょっと欲しいなぁなんて思っていたんだけれども忘却の彼方状態だった、家庭用プラネタリウム「HOMESTAR」が、なんと目の前に!!
定点観測中の有楽町ビックカメラに10台は積んであるじゃありませんか!
店員に尋ねると昨日(10/20)入荷とのこと。
ああ、東京暮らしも悪いことだけではないなぁと、しみじみとレジに並ぶ。
18,800円なり。

家で開封。小型の爆弾を彷彿させる球体にわくわく。
めちゃくちゃわかりづらい上に、デザインセンスのかけらもないマニュアルに一瞬、不安と後悔が錯綜。
スイッチオン!
・・・あれ、なにも映らん・・・。
ひょっとして、こいつは蓋ではないかと思うパーツをパカっとはずしたら・・・。

素晴らしい!

わが家のベッドルームの天井が満天の星々に大変身。
ゆっくりと日周運動をさせると、やがて天の川が現れ、本当に美しい星空。
業務用プラネタリウムと同程度の1万個の星が投影されているとのこと。
日本のケタ外れ玩具万歳!


家庭用星空投影機「ホームスター(HOMESTAR)」 コスモブラック

セガトイズ

このアイテムの詳細を見る



で、ここからビジネスの話。
HOMESTARの光源は一般のプロジェクタとは異なり、白色LED。なので、暗い。でも、暗い寝室で見るにはまぁOK。
しかしながら熱を持つランプだと冷却のためがファンがうるさいわけですが、これは熱を持たないLEDなのでファンレスで静か、なおかつ安全というメリットがあるわけです。
HOMESTARは、(おそらく)世界初の商用LEDプロジェクタという側面を持つ製品なのです。

三菱電機、Optoma、BenQは手のひらLEDプロジェクタを開発中とのことですが、みなさん、用途はこれから考えるという典型的メーカー発想。できちゃった婚ならぬ、できちゃった品。

永井なら、無理してDVDの映像をリビングで投影しようなんてさらさら思いません。HOMESTARのようにベッドルームで、全く異なるコンテンツを提供することが、商用LEDプロジェクタのブレイクの解の1つだと思います。

上記3社のLEDプロジェクター企画のご担当者さま、よい企画がございますので、ご連絡をお待ちしております(マジ)。



PS
 2歳の娘はその後、ベッドにはいると「お月さま、ない!」といってHOMESTARの起動を毎日催促します。

電話spamが劇的に加速する日

2005-08-25 17:31:03 | ネタのタネ
ここ数ヶ月ほど、自宅で仕事をしてることが多いのですが、昼間にバンバンかかってくるセールスの電話には閉口しますね・・・。
マンションや証券を買えだとか、電話をもっと安くしないかとか、全く興味のない内容に加え、こちらの都合などまったく省みない無礼に、オトナの礼節を持って対応するのは一苦労です。
電話セールスというのは、よっぽどすばらしいデータベースを持っていない限りは、どう考えてもペイしないビジネスモデルのように思うのですが、なぜこんなにヌルい電話が毎日かかってくることやら・・・。

思えば、仕事関係や家族、友人からの電話はほとんどが、手元のPHSに入ってきます。
なので、わが家の電話がリーンとなると、妙に緊張するようになってしまいました。
かといって、ADSLやFAX、世間体的にも(ネットの買い物などで固定電話しか入力を受けつけてくれないところも多々あるし)完全に固定電話を切るわけにもいかないと。
ナンバーリクエストや、二重番号サービスという方法もあるのですが、わが家的ニーズとしては・・・

・FAXは無条件で受信
かつ
・番号非表示での音声接続は無鳴動で留守電に
・または、音声接続はすべて「ケータイまたはメールにて連絡せよ」という自動応答(無鳴動)

・・・てな感じですが、NTTへ払う利用料を考えると、電話機を変えれば3番目の方式の採用で少しは楽ができそうな気も。FAXつき電話で全受信すべて無鳴動なんていう設定はできるんですかね?
詳しい方、教えてください(^ ^;

そして、私がもっとも恐れるのが、IP電話なのです。
奥さんがロンドンへ留学していた2002年頃から使い始め、今は海外出張時には手放せないIP電話なのですが・・・。
すでに、妙な電話セールス野郎がIP電話でガンガン固定電話にかけはじめていることに加え、これからIP電話端末が普及した近未来、この無料に近い電話に、自動音声の電話をシステムが勝手にかけてくることも予想されるのではないかと。まさに音声のspam・・・。
たとえば、Skypeには音声通話については通話を許可するユーザを3種類に分類可能(全受信、リストユーザのみ、指定ユーザのみ)ですが、このあたりがもっとも開発競争の焦点になったりして。

韓国のへぇ

2005-07-02 23:53:59 | ネタのタネ
オシゴトの話はできないので、韓国について初めて知ったことなど。
ガイドブックとかでノウンな話だったらスイマセン。
また、検証していないので、ガセだったらごめんなさい(^ ^;

・キャンセルできるエレベータ
 おお、やっぱりあるじゃないですか!
 間違って押してしまったフロアのボタンをもう一度押すとキャンセルできます。
 利用したエレベータは全部キャンセル可能でした。

・マンションの壁の企業名
 空港からソウル市内に向かうとき、林立するマンションの壁に、現代、LG、SAMSUNGなどと企業名が記載されていますよね。
 私はてっきり企業広告だと思っていたのですが、これはそのマンションのデベロッパーを示しているそうです。
 サムソンなんて電機メーカと思っていましたが、建設業でも有名だそうで。

・韓国のPSP
 なぜか、韓国語対応はされていないのに発売されています。
 そして驚きはインターネットのフルブラウザがUMDに焼かれ、同梱されています。
 フルブラウザだけ入手しようと思ったのですがダメでした(^ ^;

・世界に1つだけのスターバックス
 ソウルにも、スタバが数多くあるのですが、ここインサドンにあるスタバだけは特別。
 看板のロゴがハングルなのです。
 インサドンは韓国の文化中心地ということで、英字の表記が規制され、ここのスタバだけが世界で唯一、現地言語表記の看板にあいなったそうです。
 そうそう、肝心の値段のほうは日本とほとんど変わらず、がっくし。

・飲み会のシメはビール
 日本では飲み会のシメはラーメン、なんて方が多いと思うのですが、ここ韓国ではビールだそうです。
 辛い料理に甘い酒とくれば、なんとなくビールで口直しなんていう感覚もわかる気がします。
 なるほど、それで韓国のビールはみんな水っぽい(薄味)のね・・・

・カーナビ
 日本でカーナビといえば専用の機器をイメージしますがが、韓国は違うようです。
 もちろん専用機もあるそうですが、走行中横の車をのぞくと、PDAやノートPCを利用したカーナビがよく目につきます。
 で、もっとすごいのがケータイでカーナビ。
 なんでも1日100円ぐらいのサービスを利用すると、ケータイがカーナビに大変身。
 「次の交差点を右に曲がってください」というふうに、音声ガイダンスがされるそうです。
 これ、誰か日本でWINケータイで実現してみたらどうでしょう? 日本では儲からないかなぁ・・・
 
 おっと、今ホテルで見ているショッピング番組でPDAサイズのカーナビ専用機(CASIO製FineDrive)が売られています。
 379,000ウォン。

・エコロジー
 コンビニでの買い物につきものの例のビニール袋。韓国では有料だそうです。
 レジで支払いを済まして、ビニールに入れてくれるのを待っていたら、次のヒトの会計を始まったので、
 焦った私は、商品を素手で抱えて出てきちゃいましたよ。
 ま、エコでいいですね。でも、パン屋の紙袋はちゃんと入れてくれます。

日本一のオフィス

2005-06-24 12:00:45 | ネタのタネ
以前、何かの雑誌で、日本テレコムの汐留オフィスを、日本一のオフィスと称しており、気になっていました。
で、早速、テレコムの友人に、見せてコール。行ってきました。

いやぁ、ほんとカッコいいっすね。
巨大なカフェといった趣。
全館無線LANなので、ごちゃごちゃした配線はないし、
社員がみなTinkPadを使っており、机上は黒で統一され、クール。


自分の席というものはなく、完全自由席。
一人企画書のたたき台をつくる作業なら、窓際で隅田川を見下ろしながらのカウンター席に。
チームで意見交換するならモニタのあるテーブル席を占拠と、なかなか自由。

ちなみに、個人の書類はどうしているかというと、基本はイントラ内にデジタルで整理収納せよというのが原則だそうですが、
やはり、それでは困るというので、個人ロッカー内に紙の書類や資料を保管できるそうです。

またフロアには事務コンセルジェのような人がいて、彼に事務用の備品をもらったり、プリンターからの出力を受け取るような仕組みになっていました。
重要な文書のプリントアウトをしてそのままという情報漏洩に比べれば、いいシステムかもしれません。飲み会の店の地図やクーポンをプリントアウトするという個人利用も防げますしね(^ ^;

また、こういう自由席なので、みなIPフォンを社内電話として携え、フロアを移動する際には出入口で社員証のICカードをピッと。
これは、どの社員がどのフロアにいるのか把握するためだそうです。ま、自由の不正利用防止としてやむなしですかね。

一方で、組織変更や人事異動があっても、このシステムだとレイアウト変更がそもそも不要なので、そういうコストや総務部のパワー削減にもつながりますね。なるほど。

永井的には、出入り業者として毎日ここで働けたら、オフィス問題は解消だなぁなんて思い、
ガイド役の友人に伝えるが、「今はアウトソースを切って、すべてのオペレーションを正社員化する方向にあるので、ダメでしょう」とのこと。残念(^ ^;

で、ふと気がついたのですが、このオフィス、私のようにある程度インディペンダントな動きをし、外回りが多く、プロフェッショナルな仕事をする人間には理想的なところなのですよ。
実際、テレコムでも営業マンが主にこの職場を活用している次第。
でもね、営業マンといっても新卒の子や初めて営業をする方もいますしね、そういうヒトのフォローってすごくしづらいと感じたわけです。

前職のリクルート社では、結構、営業はある種の「組」みたいなもので、課長はメンバーに対して、定例ミーティングや同行を通じてロジカルに、ときには人間力全快でサポートしていました。
顔色の悪い営業マンがいれば「おい、どうした?」なんて細かいフォローが入れられるわけで、やはり固定席には固定席なりの良さがあります。

ま、そんなことはテレコムさんも百も承知でしょうが、営業マネージャーはかなり意図的にメンバーの業務フォローや成長を新しい運営やルールで仕掛けていかないといけないので、大変でしょうね。
これはこれで、次世代の営業マネージャーのノウハウとなっていくのでしょう。

1年後にまた訪問したいです。