脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

温暖化を憂う。

2020年01月04日 18時41分27秒 | 随想
元旦の新聞の片隅に書かれていたが、大みそかの日、東京の最高気温
は16.5度。かなり暖かだったが、関東地方では、20度を超えた地域も
あり、1896年の統計開始以初めてという。つまり、この120年の間、こん
な気温・気候はあり得なかったということである。

私の賃貸2DKの部屋は、日当たりが非常に良く、昨年1度サッシの窓が
熱割れしたことがある。師走や正月でも晴れた日には、室温が25度に
なる。昼間は半袖シャツ1枚で居られる。これもやはり気候の異常なので
はなかろうか。

正月近所の都立公園をウォーキングしてると、ベンチで日傘を差している
女性の姿を見た。風はやや冷や冷やするものの、陽射しが冬の陽射しに
は思えない程、暑いし強い気がする。私が知る冬の陽射しは、もっと弱弱し
く淡いものだ。部屋に差し込める陽射しも、明るく強く、とても真冬のそれ
とは思えない。

冬が暖かいのは、暖房費の節約にもなって結構であるが、冬の枯れた寂寥
感や陰りのない風情には違和感を覚える。冬がこんなに暖かくて、夏はどう
なるのかと、今から思い遣られる。5月頃にはかなり暑くなるのでは。
近年は春と秋が曖昧になり、夏ばかり長くなった。

今私が一番気懸かりで関心があるのは、水害被災の問題である。
9月や10月の台風シーズンだけでなく、6月の梅雨の時期も心配である。
私は水害、地震その他であれ、「被災」経験がない。「被災」という事態が
どれほど大変な事か、想像だけで実感が湧かない。耐えられる程度の「被
災」であって欲しいが、一度水害を体験したら、転居を検討するヒトは多い
のではなかろうか。水害が起こる土地ともなれば、土地の需給構造を換え
て、一般経済にも影響するだろう。

21世紀も20年代に突入した。2000年で騒いだのが、ついこの間みたいだ。
もう20年が経過したのだ。20年代は地球温室化の悪影響が本格化する、
人類史の或いは現代文明史の節目の時期かもしれない。
温暖化問題に対応する小さな声でも、ブログから挙げたいが、私は持病持ち
の初老の身だし、デモであれ環境活動家をやるつもりはない。
地球環境問題は、人類が(サルではなくて)人類である故に招いた、自己言及
的で運命的な課題なのだと思う。私はこれから、世界で日本で東京の街で、
何が起こるのか、じっくり見てから、それから死にたい。

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