脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

老いゆく国にどう生きるか。

2017年10月29日 21時07分46秒 | 雑談
週末になると雨ばかりよく降る。もう11月になる。
どうということもなく一年が、毎年が過ぎてゆく。
変わり映えのない日々を送り、年ばかり取ってゆく。
でもこうして生きていけるだけ、幸せな方なのだろう。

ブログに書くことが浮かばないとき、よく新聞を眺める。
89年は世界3位だった1人当たり国内総生産(GDP)は、
15年には20位に落ち込んだ、とある。日本の衰退は、
20年以上前から予想はしていたが、これからも落ちて
いくんだろうな。

昨日で東京オリンピック開幕まであと1000日だとか。
こんな区切り、わたし的にはどうでもよいが、考えてみれ
ば、今オリンピックを開かねば、もうこの先、日本には五
輪を開催する財政的余裕が乏しくなるから、ここで五輪開
催に駆け込んだのではなかろうか。

オリンピックだの衆院解散・総選挙だの、無駄なカネばか
り使いたがる。一方で「持続可能な社会保障」を維持する
ため、年金介護等福祉は削減・抑制だという。高校・大学
の無償化だのは、少子化で倒産する教育産業の救済策では
なかろうか。競争淘汰に任せるのが資本主義だろうに。

某書に拠ると、2020年には女性の2人に1人が50歳
以上となり、日本では出産出来る年齢層が激減するという。
少子化問題とは、非婚者の増加や家庭における子供数の減少
という側面だけでなく、出産可能年齢層の先細りがあるのだ
という指摘には、ナルホドと思った。
(某書とは、河合雅司『未来の年表』講談社現代新書)

建設業とか介護事業とか、今後は世の中の多様な業界で人手
不足・人材不足が問題となるのだろう。ロボットだか人工知
能が労働力を補うという面はあるのだろうが、介護・年金の
原資もないのだから、70歳までは働けということにもなる。

人間とは誰のため、何のために生きているものやら。社会シ
ステムの存続のために生きているのではなかろうかと、眩暈
がする思いである。



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