脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

安全祈願祭。

2019年11月03日 16時45分07秒 | 近況
我が家の跡地を買ったディベロッパーのB社が、地鎮祭をやるという
ので、参席する返事をしていたら、場所は現場ではなく、地元の氏神
様の神社で「安全祈願祭」のお祓いをして、その後近所の割烹で酒席
に招かれた。

参席者は、B社の役員一同、地方の大手ゼネコンの社長や東京支社長
等、建築事務所の方々、銀行の支店長という面々に、ただの土地売主、
元所有者に過ぎない私と、顔馴染みの不動産仲介会社の営業マンY氏
である。40歳程のY氏もこの手の縁での酒席は初めてとか。

神社では奉献して榊を手にする方々が1列目、私は2列目の端であった
が、酒席では末席の方かと思いきや、中央の席に招かれ、多分この場
では一番偉そうな、B社の常務取締役の左隣りだった。常務氏の右隣
りは、このヒトだけ「来賓扱い」の、銀行の支店長だった。
(B社はこの銀行支店から土地購入資金の融資を受けているらしい。)

私はこの手のサラリーマン的な酒席が苦手である。嫌いと言った方が
よい。不動産関係の業界の人達とは縁がなかったので、どんな話題が
出るものか興味があったが、ゴルフと美味い酒の話、旬の話題として
ラグビーだった。どこのサラリーマン世界でも皆同じ話をして、宴会
とはやるものである。日本中どこでも金太郎アメだ。

私がやや退屈そうにしていたものか、趣味は何ですかと訊かれ、空手
と居合をやってましたと答えたら、周囲の方々は継ぐ言葉がなさそう
であった。読書と音楽鑑賞とでも言ったら良かったのか。ゴルフはし
ませんか、お子さんはどうですかとか、言われた。結婚してませんの
でと応えると、絶句してた。申し訳ないが面倒臭い人間関係である。

せっかく同席した縁なので、ご当地の歴史やら、近年の降雨災害によ
る荒川の決壊の可能性や下水や内水氾濫の話、地下の電源設備の防水
化などの話をしたら、私の言葉を、身近で感じてくれている気がした。
(お愛想だらけの、内輪のゴルフ談義だけは止めて欲しい。)

例の如く、一本締めなるものをして、酒席は跳ねた。B社の方々にお
礼を述べ、手土産まで頂いて、さして旨くもない割烹料理屋を後にし
た。ほんの少しほろ苦く懐かしい気もしたが、やはり、二度とは出た
くない、サラリーマン世界の酒席であった。




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