脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

歳末、茫洋と。

2010年12月11日 14時23分25秒 | 近況
十二月も中旬となるのに、今日は暖かい。
この冬東京の最高気温が、10度を下回った日はまだない。

子供の頃の冬は、暗くてとても寒かった。
十一月になると、冷たい木枯しが吹いて、朝には霜柱を見つけたり、
水溜りに氷が張っていたり、アカギレした手が痛かったりだった。
そんな昔を思うと、年々、冬が暖かくなっている気がする。

TVを付けると、決まって「今年も残すところ、少なくなりました」
というセリフを聞くこの時期、来年はそっくり残ってるんだから、
いいジャン、とか、突っ込んでみたくなったりする。


今日は珍しくバァバが、庭で落ち葉やらを丁寧に掃除していた。
外回りは掃除するのに、このヒトは台所やら床・窓を拭き掃除しない。
正月には兄弟の親戚が集まるので、するとまた、床やら汚れるので、
年末はテキトーにして、年明けにキチンと掃除することにしている。

来年の正月は、休日の並びが悪く短いので、
年末年始はサラリと過ぎていきそうだ。
私は、正月みたいな儀礼の多い時期が嫌いなので、
正月は早く来て、早く終わって欲しい。


もうすぐ、来年、2011年である。
我が家は今年、工場を廃業して商売替えしたので、その跡目を
守っていくこと。(と言って、ただ駐車場にしただけだけど。)

ジジはガンで、ババは時々気狂い、
どっちも空気読まない小ボケ老人。
今の処、介護する程の状態ではないので、
私も何か仕事を考えるべき時かもしれない。

今年も自殺者は三万人超だそうだ。
1年は毎年終わるけど、命はまだまだ続いていくわけで、
殊更に何のために生きていくのか、なんて悩む歳でもなくなり、
今日のような冬日に、陽だまりを眺めているいるだけで、
生きていることが、何とも麗しく感じられる。

そう思えるのだから、生きていて良いのだろう。
でも、これから十年、どんな風に歳をとるのか、
我が事ながら、覚束ない思いでもあります。









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