以前にもブログに書いたが、80歳になる私の母親は、年中めま
い様な症状を不快そうに訴える。特に季節の変わり目、今頃にな
ると症状が頻出するようだ。
めまいの原因は一般に、脳か、耳か、循環器か、心因と考えられ
る。めまいの症状は、浮動性めまい・回転性めまい・クラっとく
る立ちくらみの3タイプに分けて考えられることが多い。
素人の私が、ネットで調べたものだが、大雑把にまとめると、
①「浮動性めまい」は、綿の上を歩いているようなふわふわ・ふ
らふらする感覚があるらしく、原因は高血圧によるものが多い
が、不安・ストレスという心因による場合や、脳の異状による
ものもある。
②「回転性めまい」は、内耳や前庭系という耳の異状と脳の障害
とがあり、耳では、良性発作性頭位めまいやメニエール病のケ
ースが多いらしい。脳の場合では、小脳・脳幹に障害が出て、
脳梗塞や脳出血を起こすという。
③「クラッとくるめまい」は、立ちくらみとか、ふらつくとか、
意識が遠のく、時には失神するような症状のめまいである。
原因は、低血圧・低血糖・貧血や自律神経の不安定によるもの。
①~③のめまいでは、一般には、内科・脳神経科・心療内科・耳
鼻科等を訪れることになろうが、母は、症状のひどい時に脳の
MRIを三回撮ってみたが異状が見られなかった。
耳鼻科での処方薬が効いたこともあったが、まだ頭に違和感が残
り、心療内科で抗不安薬を貰っても、何かスッキリしないという。
ネットでめまいを検索すると、大抵は①~③のめまいが紹介され
ているのだが、他のめまい原因に、首部の異状という四番目があ
ることを見落としていた。「頚椎症」という、首の頚椎に加齢か
ら異状が生じる病気である。
頚椎症のめまいは、回転性でも浮動性でもない、頭がふらつくと
か、足が運びにくく歩行に困難を感じるというものらしく、時に
首の転換時にクラッとくる感覚も出るようである。
これだ!と思い、整形外科で首のレントゲンを撮って診察しても
らったのだが、医師は頚部に異状はない、ということだった。
異状なしなのだから、結構な事ではあるが、では原因は何なのか
また、判らなくなった。整形外科医は、多種類の薬の飲み過ぎで
はないかといっていた。
また本人は、ビタミン点滴が症状の軽快に効くともいう。では、
ただのビタミンの欠乏症状か?
調べてみると、加齢により貧血つまり、血中のヘモグロビン濃度
が低下するらしく、鉄分欠乏性貧血になり易いらしい。貧血は、
若い女性に固有のものと勝手に思い込んでいたが、意外だった。
高齢になると、貧血でふらつくことがあるのだ。
単純な話、高齢者のめまいやふらつきは、一般には高血圧等の生
活習慣病関連か、首の筋力の衰えよると思われる。枕を替えると
良いとも言われている。当面、鉄分とビタミン12含有のサプリメ
ントを与えて経過観察中。冷え性等の自律神経失調があるので、
加味逍遥散のような漢方も選好肢だろう。
ところで、老親のめまいの原因を調べて、私が頚椎症に気づくま
でに2~3年経っている。インターネットが使えない老人世帯で
は、掛かるべき病院や診療科も分からない、症状を訴える能力が
ない人ほど、死にたいだのと大袈裟に騒ぐと、認知症扱いで精神
病棟送りということもあるように思える。
孤立的な高齢者世帯は確実に増加している。患者と医師の間に立
って、相談に応じてくれる医療サポーターとか、医療アドザイザ
ーみたいな、社会的存在が巡回訪問してくれるとか、そのような
制度の確立・運営が必要に思う。
い様な症状を不快そうに訴える。特に季節の変わり目、今頃にな
ると症状が頻出するようだ。
めまいの原因は一般に、脳か、耳か、循環器か、心因と考えられ
る。めまいの症状は、浮動性めまい・回転性めまい・クラっとく
る立ちくらみの3タイプに分けて考えられることが多い。
素人の私が、ネットで調べたものだが、大雑把にまとめると、
①「浮動性めまい」は、綿の上を歩いているようなふわふわ・ふ
らふらする感覚があるらしく、原因は高血圧によるものが多い
が、不安・ストレスという心因による場合や、脳の異状による
ものもある。
②「回転性めまい」は、内耳や前庭系という耳の異状と脳の障害
とがあり、耳では、良性発作性頭位めまいやメニエール病のケ
ースが多いらしい。脳の場合では、小脳・脳幹に障害が出て、
脳梗塞や脳出血を起こすという。
③「クラッとくるめまい」は、立ちくらみとか、ふらつくとか、
意識が遠のく、時には失神するような症状のめまいである。
原因は、低血圧・低血糖・貧血や自律神経の不安定によるもの。
①~③のめまいでは、一般には、内科・脳神経科・心療内科・耳
鼻科等を訪れることになろうが、母は、症状のひどい時に脳の
MRIを三回撮ってみたが異状が見られなかった。
耳鼻科での処方薬が効いたこともあったが、まだ頭に違和感が残
り、心療内科で抗不安薬を貰っても、何かスッキリしないという。
ネットでめまいを検索すると、大抵は①~③のめまいが紹介され
ているのだが、他のめまい原因に、首部の異状という四番目があ
ることを見落としていた。「頚椎症」という、首の頚椎に加齢か
ら異状が生じる病気である。
頚椎症のめまいは、回転性でも浮動性でもない、頭がふらつくと
か、足が運びにくく歩行に困難を感じるというものらしく、時に
首の転換時にクラッとくる感覚も出るようである。
これだ!と思い、整形外科で首のレントゲンを撮って診察しても
らったのだが、医師は頚部に異状はない、ということだった。
異状なしなのだから、結構な事ではあるが、では原因は何なのか
また、判らなくなった。整形外科医は、多種類の薬の飲み過ぎで
はないかといっていた。
また本人は、ビタミン点滴が症状の軽快に効くともいう。では、
ただのビタミンの欠乏症状か?
調べてみると、加齢により貧血つまり、血中のヘモグロビン濃度
が低下するらしく、鉄分欠乏性貧血になり易いらしい。貧血は、
若い女性に固有のものと勝手に思い込んでいたが、意外だった。
高齢になると、貧血でふらつくことがあるのだ。
単純な話、高齢者のめまいやふらつきは、一般には高血圧等の生
活習慣病関連か、首の筋力の衰えよると思われる。枕を替えると
良いとも言われている。当面、鉄分とビタミン12含有のサプリメ
ントを与えて経過観察中。冷え性等の自律神経失調があるので、
加味逍遥散のような漢方も選好肢だろう。
ところで、老親のめまいの原因を調べて、私が頚椎症に気づくま
でに2~3年経っている。インターネットが使えない老人世帯で
は、掛かるべき病院や診療科も分からない、症状を訴える能力が
ない人ほど、死にたいだのと大袈裟に騒ぐと、認知症扱いで精神
病棟送りということもあるように思える。
孤立的な高齢者世帯は確実に増加している。患者と医師の間に立
って、相談に応じてくれる医療サポーターとか、医療アドザイザ
ーみたいな、社会的存在が巡回訪問してくれるとか、そのような
制度の確立・運営が必要に思う。