カラスウリ(烏瓜)の花です。
日が落ちて暗くなると咲きます。そして夜明け前に萎みます。
花びらの先が糸状に裂けて、不思議な姿をしています。
昨日は、赤城山を見ながら利根川を渡って西へ、大渡町の『みつばち鍼灸院』を訪ねました。
脚の痺れと痛みの治療のためです。
若いころからの腰痛持ち、私には鍼治療が合ってるみたい、ずいぶんと世話になってきました。もちろん、何年かおきに整形外科で検査はしてもらいましたが、痛みの治療はもっぱら鍼なんです。
治療の後は、脚が少し軽くなったんで、総社小学校西の天狗岩用水に寄り道しました。
ここは、『前橋のまちでいちばん涼しいところ』なんです。用水の水の流れが生む涼しい風と、周囲の木立が日差しを遮ってくれて…
遊歩道の出口でサビ猫に出会いました。
「烏瓜の花は咲いてるかい?」
<うん、咲いてるよ、毎晩…>
「どの辺が見どころかな?」
<そうだいね、天狗岩用水の西、六中の東側にある愛宕山古墳、あそこは烏瓜がいっぱい茂ってるよ>
「ありがとうね、今夜観に来るからね…」
愛宕山古墳に行ってみたら、カジノキの実が赤く熟れていました。
野村たかあきさんちのカジノキも実が熟れてるだろうな…
それで、夕食すませてから、愛宕山古墳に出かけてみたんです。烏瓜の花見に…
ありました、カラスウリの花です。闇に、ぼ~っと浮かぶ白い不思議な物体なんです。
物理学者で俳人だった寺田虎彦に『烏瓜と蛾』というエッセイがあります。読んでみてください、お薦めです。
この花は雄花です。昨夜は、なぜか、雄花しか見つかりませんでした。
カラスウリは雌雄異株の植物です。雄花と雌花は別の株に咲きます。
雄花の花粉を雌花に運ぶのは虫たち、その虫たちのために、夜目にも見える花になったというのですが…
理屈はともかく、夏の一夜の、美しい花です
カラスウリの花です。
前橋市文化協会の『ふれああい体験教室・日本舞踊』でお稽古してきた小さなお友だちは、9月8日の『子ども芸能座』(市民文化会館)で成果発表です。
それと、9月6日は『直派若柳流大舞踊会』(東京・国立劇場)で、糸駒は『玉兎』を踊ります。(若柳糸駒)
『若柳糸駒日本舞踊教室のご案内』もご覧ください。
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