都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

人流とは耳慣れない言葉、頼りない説明

2021-05-17 02:41:41 | 都市計画

 コロナ禍の緊急事態宣言で「人流の低下」という菅発言があった。奇妙な言葉で「物流」や「電流」、「水流」のような社会・物理的用語のようだ。

 都市計画ではパーソン・トリップ調査( https://www.mlit.go.jp/toshi/tosiko/toshi_tosiko_tk_000031.html https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E8%AA%BF%E6%9F%BB )があるが、「人流」というのは、1999年の建設省道路課長のPDFにある( https://www.jttri.or.jp/no06-16.pdf )どうやら一部で使われていたようだ。

 分かり易さからいうと、「人の流れ」で良いと思う。人流の定義が、ある都心での混雑なのか、異動の人数と距離なのかはっきりしないからだ。定義のはっきりしない言葉を政治家がもっともらしく使うのには抵抗がある。

 「空気」を読む政治では、実行力がない。データと分析を示し、方策立案と制度化など実施をするのが政治だ

コメント
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