この1年はコロナ禍のなか講演2回のみ、新規のコンサルはなかったが:
①需要の低迷と新規開発の進行
②空室率が5%を超える見込み
③ビル・オーナーの収益悪化での減床・退去や売却での賃貸ビル化とリース・バック
など、日経新聞で取り沙汰されているのが影響しているのか、当面無料でのコンサル依頼が増えた。また、組織管理やファシリティ・マネージメントからの「働き方改革」などの分析ニーズもある。雌伏の間、PowerPointでの情報発信は無駄ではなかった。
今までは、空室も無く、賃料が上がっていた。つまりはやることもなかったわけだが、コロナ禍で状況が一転し、やっと活躍できる時期となった。
リーシングに困ったときのコンサル頼みだ。オフィス市場はリーマン・ショックの再来を感じる。昨年の需要減少とその後の新規オフィス供給とも、リーマン・ショックを超えており、これからのオフィス・マーケットの軟化が懸念される。レポートだけでなく都心分析とリーシング実務・提案・合意形成で能力を発揮しよう。
大阪は東京から副本社狙いでもしないと新規需要がないのが苦しい