釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】イシモチ・ホウボウのアクアパッツア

2020-12-14 06:56:00 | 釣魚料理
11月27日(金)の野毛屋さんへのマダイ釣行はワンチャンを逃しオデコ。
釣り用語で、本命が釣れないけどゲストが釣れると「オデコ」、ゲストすら釣れないと「ボウズ」と言うのです。

今回で5回目の挑戦だったか。
いったい何時になったらひとつテンヤでマダイを釣れるのでしょうか?

さて、ゲストで揚げたイシモチ2匹とお隣さんにいただいたホウボウをありがたくいただきます。


(下処理中。)

刺身でいく手もあったけど、かみさんからメインが張れる料理にせよ、とお達しがあり、考慮のうえアクアパッツアに決めた。

身と共に濃厚な魚介のスープを堪能出来るアクアパッツアは簡単なのに満足度が高い。

ニンニクを効かせたオリーブオイルで魚に焼き目を着けて、ヒタヒタに水を足して乳化させて、アサリを加え煮込みに入る。
プチトマトを入れてひと煮たち、仕上げにオリーブオイルを回しかけたら出来上がり。


(何だか分からん見た目ですが。)

の、ところがふた煮たちしちゃってプチトマトは潰れるは、イシモチは原型が崩壊するは、で見た目はイマイチ。

でも、味はバッチリ。
魚介の旨味は優しくていいね。
〆はリゾットにしたけど文句なし。

「オデコ」でも釣魚料理を味わえて良かった。

次こそは食べ切るのに悩むくらいの釣果を揚げてみたいもんだ。


🐡

【釣】目標未達成確定のひとつテンヤ真鯛 (2020/11/27 マダイ 野毛屋)

2020-12-11 04:00:00 | 釣り
サムネ画像はイシモチです。
タイトルは「ひとつテンヤ真鯛」なのに、イシモチです。

そう。
もうお分かりのとおり、結果はオデコ。
マダイは釣れなかったのですよ。

今年の目標の1つ、「野毛屋さんのひとつテンヤで40cmのマダイを釣る」はワンチャンならず未達です。
トホホ。(T^T)


(せめて写真で。野毛屋さんの看板マダイ。)

今回はT1さんと示し合わせた平日釣行。
野毛屋さんに5:00着で8番目。

T1さんと2人してひとつテンヤの予定なんで、北風がやや強い予報から揺れが少ない左舷胴の間をチョイス。

宿前で話すと本日のマダイ船は勇治船長ではなく、ユキちゃんが舵を取るとのこと。
今日はユキちゃんとは呼べないね。
ユキ船長とお呼びしますよ。


(マダイの2号船は右端ね。)

T1さんはひとつテンヤが初なんで、出船前に桟橋でユキ船長から釣り方のレクチャーを受ける。

柔らかいマダイ向けの竿でしっかりテンヤを動かすには、竿先ではなく胴に乗せるようにシャクるのがコツ。

ユキ船長曰く、シャクっててもその実シャクれてない人が案外いるそうで、テンヤがしっかり動いていなければ釣れるものも釣れないとのこと。
そりゃそうだね。


(潮はこんな感じ。)

総勢7名で左舷は4名。
読み通り平日はお客が少なく分け前が増えるな。
こりゃ目論見どおり、ワンチャンあるぞと思ってたのですよ。

この時はね。


(いざ。)

出船して、住友ドックを眺めつつ南下。

このところ朝の冷え込みが冬の空気になって来た。
いよいよ釣りに厳しい冬場の到来だね。

少しでも暖かくなるようにお日様を期待したいけど雲が厚い。


(朝焼けのイージス艦。)

猿島沖辺りかな、の水深40mくらいで釣り開始。

竿はLIGHTGAMEモデラート。
テンヤは勇治船長プロデュースのを使用。

釣り方は、着底したらエビが跳ねる様にシャクる。
フォールから着底したらまたシャクるの繰り返し。
フグと違ってゼロテンで待ちなんてないから休む間もなくシャクる。
とにかくシャクる。

タイが食うのは着底直後が多く、シャクリの動作がそのままアワセになる。


(ちょいうねりあり。)

T1さんと2人でマシーンと化してシャクリ続ける。
左舷では操船しつつ竿を出すユキ船長含めて他の人はタイラバだ。

先調子ばかり使ってる小物釣り好きとしては、グニーンと曲がる胴調子の竿は使い馴れなくてなかなかシャクリが様にならない。

シュッ、ストン。
シュッ、ストン。

初めてひとつテンヤを教わった時に勇治船長が言ってた擬音を頭の中で繰り返しつつシャクリ続けるよ。


(当然風景写真ばかりだよ。)

左舷大艫で2kg級の綺麗なマダイが揚がって船中1匹目。

いるぞ、いるぞ、とマダイの姿を見てシャクリに気合いが入る。
1時間以上繰り返してるから良い感じにシャクれてる気がするぞ。

すると、着底したタイミングでガガッと手応え。

来たか!?と竿を煽ったところでジジジーとリールからエキサイトなドラグ音が鳴る。

「食った❗」

ところが、巻きに入ったところでテンションが抜けた。

「バレたー❗」

落とし直して数シャクリしても反応なし。

揚げて見ると、潰れたエビが着いてた。
咥えたところで違和感から吐き出したようだ。

ワンチャンを逃したか?
アタリの瞬間にしっかりアワセられなかったのが悔やまれる。

これを獲れてれば40オーバーだったよな。
目標達成だったよな。
逃した魚は大きいのよ。


(海しか撮ってないよ。)

頭を掠めるタラレバの悔いを振り払い、食ったということはシャクリは合ってるんだ、居れば食うんだ、と前向きに捉えて、シャクリマシーンを再開する。

すると、再びのアタリが!
今度はしっかりアワセを入れられるも、エキサイトなドラグ音は無し。
さっきのより小さいけど活性はあるぞ。

使い馴れない胴調子だとグイーンと竿が曲がるのだけど、その曲がり方や引き具合からは魚のサイズが良く分からん。

揚がったのは、


(キミかね。)

イシモチ。

これでボウズは回避。
血抜きして持ち帰って美味しくいただきますよ。

T1さんはコモンフグを揚げてボウズを回避したけど、フグ船でないから捌いて貰えないんでリリース。
残念だね。


(南下して深場に。)

潮が緩くて船中なかなか揚がらないから、移動して今度は深場を攻める。

水深は80mくらい。

底は何とか取れるものの、より大きく強くシャクリらないとテンヤが動かない。体力的に厳しいぞ。

腕に乳酸が溜まってきて限界が近づいたところでテンヤからタイラバに変更。

テンヤでタイを釣ったらタイラバも経験してみるかと思ってたのに、もう構ってられんよ。


(タイラバはこれね。)

タイラバは着底したら10m巻き揚げて落とす、の繰返し。
シャクらずにリールの操作だけだから楽だ。

でも、タイラバには大きな欠点がある。

眠くなる。
ただ巻くだけで左手しか動かさないから、早起きした身にはとにかく眠くなるのよ。
リールを巻きながら何度気を失いかけたことか。

この後、深場はタイラバ、浅場はテンヤでチャレンジする。


(イシモチ再び。)

タイラバで一度アタリが出たものの、その後食いまでいかず。
眠気と戦いつつ腕を休める休憩時間になっただけ。

再びの浅場でテンヤでイシモチを追加し、おチビカサゴを揚げたもののこれはリリース。


(おチビカサゴ。)

T1さんはタイラバで良型を思わせる引きから抜き揚げると、大型のサバフグでこちらも捌いて貰えないからリリース。
結局T1さんはフグしか釣れず。

ユキ船長が勇治船長並みに残業してくれたものの、何も起こらずにタイムアップとなった。

チャンスはあったものの掛けられない、また今回も同じ結果か。


(沖あがり。)

自分はお隣さんが揚げたホウボウをいただき、T1さんはユキ船長が揚げたマダイをいただいてお土産は確保。

全体的に潮が行かず渋い日だったようだけど、こういう日を引き当てるところからして運もないということか。

「ひとつテンヤで40cmのマダイを釣る」の目標は年越し決定。

マダイへの道程は遠いのー。


・イシモチ : 2
・カサゴ  : 1(リリース)
船中:0~2
中潮


🐡

【感】「うえんで山鹿店」で会津山塩チャーシュー麺を食べる (夫婦旅行・会津若松 3日目)

2020-12-09 05:55:03 | 日記
かみさんのお母さんの実家で用事をこなした会津若松の最終日。

お昼を何にするか考えて、「お秀茶屋」の田楽、「桐屋」の蕎麦と候補が挙がったものの、やはり食べずには帰れない「うえんで」のラーメンにする。

2ヶ月前は本店だったけど今回は市内の2号店へ。


(1年前にも来ましたね。)

平日月曜日のお昼時なんで外で少し待って案内される。

前回は本店で会津山塩ラーメンをいただいたから、今回は会津山塩チャーシュー麺を注文。
麺はもちろん手打ち極太で。


(会津山塩のポスター。)

待つ間に店内のポスターを眺めると、会津山塩の説明書きがある。

会津山塩とは海水塩ではなく、その名のとおり、裏磐梯の温泉を薪釜で煮詰めて取った塩だそうだ。

山塩と言うから岩塩だと思ってた。
温泉水から塩が取れるなんて知らなかったよ。
100Lから1kgしか取れず、しかも手仕事とは手間が掛かってるのだね。


(なるほど。)

感心しているところに会津山塩チャーシュー麺が運ばれてくる。

ウンチクを知ると有り難みが増しますな。


(麺が見えないほどのチャーシュー。)

スープを啜ってから極太の麺をいく。

2ヶ月前に食べたから本店との違いが良く分かる。
山鹿の2号店の方がスープがまろやかで、同じ手打ち極太麺でも本店よりも厚さが薄い。

総じて本店の方がパンチ力があって、2号店の方が上品だ。


(麺は手打ち極太で。)

自分は本店の方が好みかな。
醤油ラーメンのかみさんは2号店の方が好みだと言う。

どちらでも旨いのは間違いないけどね。


(毎度。)

ラーメンをいただいた後はお買い物。

行き先は、こちらも毎度立ち寄るJAの農産物直売所「まんまーじゃ」。

野菜など会津の地の物を仕入れて帰ります。


(みしらず柿。)

トマトを始めとした野菜類は当然として、今回季節柄買ったのは柿。

「みしらず柿」と言う、大振りの実なのに柔らかでジューシーな会津特産のブランド柿ですよ。

元々が渋柿なんで焼酎に浸けて渋を抜くそうで、その過程で上等な食味になるのでしょうね。

我が家ではかみさんの実家からいただいて毎年食べるものの、これを超える柿はなかなかありませんぜ。
皇室に献上されているのも頷けます。


(新米ですよ。)

その場で脱穀して貰った会津産コシヒカリの新米も買って帰りました。

旨い米、旨い野菜、旨い柿、と帰ってからもお楽しみが続きますよ。

GoToトラベルが続いているか分からないけど、また来年行けたらいいな。


♨️

【釣】釣行前記 (2020/11/27 野毛屋)

2020-12-07 06:10:00 | 釣り
2020年も残すところあと1ヶ月。

今年の3つの釣り目標の状況は、

「野毛屋さんのフグ船で竿頭を2回獲る」
 ⇒年始早々に達成!

「ショウサイ・アカメ・トラフグで110匹をアベレージ6匹以上で釣る」
 ⇒未達成。
  現在92匹。あと18匹。
  アベレージは8.8匹/回で大丈夫。

「野毛屋さんでひとつテンヤで40cm以上のマダイを釣る」
 ⇒未達成。
  そもそもマダイ船に乗ってない。

「マダイを釣る」に至ってはチャレンジすら出来てないのが現状。
このまま戦わずに未達とはいかないぞ。

でも、マダイ船は大潮周りだけだし、フグの状況から年末までにマダイに充てられる釣行は1度だけだろう。

チャンスは1度きり。
ワンチャン、マダイの目標達成を狙いますよ。


🐡

【感】親子DEエンジョイフィッシングスクール (タチウオ 2020/11/23 三喜丸)

2020-12-01 07:50:50 | JOFI神奈川
JOFI神奈川が主宰する「親子DEエンジョイフィッシングスクール」。

釣りが始めてや初心者の親子向けに、JOFI神奈川のインストラクターが同行して支援しつつ、釣りを楽しみましょう。というイベントです。

11月23日(月・祝)の今年最後となる教室は小柴港の三喜丸さんでタチウオです。

コロナ禍で釣り教室の開催回数を減らし、インストラクターの担当回を調整した結果、前回が悪天候で中止になった私は今年初の釣り教室参加ですよ。
今年最後が最初の活動になっちゃいました。


(三喜丸さん、お世話になります。)

今回は若者やご夫婦を含む親子、総勢21名を8名のインストラクターでサポートします。

私は左舷でお父さん、お母さんと小学生の男の子を担当します。

タチウオは浅場で狙うそうですが、このところの釣果が奮わないのに加え、北風が強い予報で釣りになるかが心配です。


(風がビュービューですよ。)

出船すると北風の影響で潮を被るので左舷の人達は船尾に待避します。
コロナ対策で密回避のためキャビンは使えません。

船宿さんではしっかりコロナ対策をしていますし、教室では皆でマスクをしていますから安心して釣りが出来ますよ。


(プチタチウオ船団)

釣りを開始しますが、北風から来るうねりで釣りづらいです。

底から6mをただ巻きや、誘いつつ巻いて貰うものの反応がありません。
お子さんは粘り強く巻いては落としを繰り返してくれるものの、船中型を見ません。

ビュービュー吹き付ける風にうねりで初心者には厳しいコンディションです。
そのうえ、タチウオの反応も渋いとあっては型を見ることすら危ういかもしれません。

暫く横浜で試し、厳しいと判断した船長は木更津まで移動を決断します。


(木更津でタチウオ船団が出来ました。)

ドッタンバッタン揺られてバシャバシャに飛沫を被りながら30分掛けて木更津に移動。

木更津の陸と沖堤に挟まれた海域は波風ともに遮られて苦になりません。
船長アナウンスでは、食いは落ちるものの釣りが出来ることを優先したとのこと。
確かにここならお子さんでも問題なく釣りが出来ます。


(釣りの風景。JOFI神奈川のホームページから。)

釣りやすいものの、船中なかなかタチウオが揚がりません。

タチウオ釣りに長けたインストラクターが試してもアタリが出ない渋い状況です。

ポツリと揚がる状況を共有して、ベタ底のタナをゆらゆら誘うのが良いと分かりました。

渋い中でお母さんがイシモチ、アジに続き本命のタチウオを揚げてくれて、何とかご家族でお土産を確保して貰えました。


(状況は厳しいです。)

お子さんを励まし、集中して頑張ってくれているもののアタリません。

厳しいコンディションでアタリもなければ飽きてしまっても仕方がないところですが、粘り強くファイトを見せてくれます。

そんな中、度々アタリが出てエサを食われていたお父さんが掛けました。


(お父さんゲット!JOFI神奈川のホームページから。)

揚がったのは4本指クラスのタチウオ。
これでお父さん、お母さんが型を見て残すはお子さんだけ。

最後まで頑張ろう!と励まし、船長も1流し延長してくれたものの、残念ながらお子さんには来ず、終了となってしまいました。
せめて1匹釣らせてあげたかったのですが。

お役に立てずに申し訳なかったです。
今年タチウオのリベンジが果たせないままの自分ですから・・・

陸に揚がった後にご家族の皆さんから「楽しかったです」とお礼をいただけて少しだけホッとしました。


(当日サポートしたインストラクターの面々。JOFI神奈川のホームページから。)

渋い釣果だったため、三喜丸さんが知り合いの漁師さんから調達したタチウオを、教室に参加した皆さんにお土産として分けてくださいました。

三喜丸さん、ありがとうございました。

2020年の「親子DEエンジョイフィッシングスクール」はこれで終了です。
来年はコロナを気にせずに開催出来ることを願って、スタッフ一同またのご参加をお待ちしています。


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