釣・食・感

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【感】釣りに行けずに「シン・ゴジラ」を観る

2016-09-19 12:54:00 | 雑感
マゴチ釣行が流れた16日(金)。折角の休みだからと、これまで逃していた「シン・ゴジラ」を観に行った。

庵野監督作品であり、聞こえている評判も良いからぜひ観たいと思ってた。
うちの会社でも、役員が絶賛したのを受けて観に行った社長が社員に勧めてる程だ。

映画館でゴジラを観るのは小学生以来かな。


(セリフシールを貰いました。)

ポップコーンとドリンクを手に鑑賞したけど、なるほど面白い。スクリーンに引き込まれたな。

【※これ以降若干のネタバレがあります。】

謎の巨大生物の出現に対策会議に追われる首相官邸。会議は踊るし、決定事項はことごとく裏目に出る。
東京湾から上陸したゴジラのウツボを彷彿とさせるまん丸目玉の可愛らしい風貌は、政府のヨチヨチの危機管理態勢に併せた姿だったのだろう。

問題発生時には、正確な情報と分析なくして的を得た対策はあり得ないし、分析には希望的観測は厳禁で、視野を広く想像力を働かせて仮説を立て、事実と付け合わせて検証していく必要がある。
自分も仕事柄、身に摘まされてることです。

政府の態勢が機能し始めるのに呼応するように、より強力な形態に進化するゴジラ。

数々の最新兵器が全く効かず、最後はそれらを陽動に利用して、官・民協力して製造したモノと調達した物資を駆使して決着を着ける。
絶対的な兵器に依るのではなく、知恵と工夫で協力して苦難を乗り切る姿は、我々日本人の琴線に触れるシナリオだろうな。

無人在来線爆弾として並んで疾走する山手線、中央線、京浜東北線を見た時は、そうきたか!と思わず笑ったね。

「シン・ゴジラ」はゴジラという1点のフィクション以外はノンフィクションのドキュメンタリーを観ているようで、組織の成長の物語でもあるのだろう。上役は部下が思う存分仕事が出来るようにしてあげることと、決断し責任を取ることが仕事。というマネジメントの本質も描かれていたと思う。

組織で働くお父さんたちには劇中のどこかで誰かに感情移入ができて、そうそう。と頷くシーンがあるのではないかな。それでいて男のマニア心もくすぐるし、エンターテイメントとしての画もしっかり見せてくれる。

評判どおりとても面白かった。観て損はない作品だ。
もう一回観ようかな。


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