4月26日に実施された事業仕分け第2弾では、国立美術館、国立文化財機構の「美術品収集事業」が対象となり、仕分け結果は、国からの負担を増やさない形との条件つきで、事業規模を拡充するというものでした。
文化は別物、規模拡充のお墨付きをもらったような、でもそこには国からの交付金の増額は見込めませんから、収集の資金は民間からの寄付やコスト削減、自己収入の拡大に拠らなければいけないという従来的なものです。
いわゆるコレクションを持たないで、大規模な国際展の運営事業を行う美術館の在り方も今日的であるという指摘もあります。コレクションにとらわれず、縦横な企画の自在さで入場者数を上げている美術館もあります。
ですが歴史的には公立の博物館、美術館の基盤は質のあるコレクションに重点が置かれ、予算のやりくりに頭が痛いところ。豊かなコレクションを誇る企業系の美術館と連携して企画の内容を充実させている館もあり、今後は公民一体となった企画展の充実が期待されます。
文化は別物、規模拡充のお墨付きをもらったような、でもそこには国からの交付金の増額は見込めませんから、収集の資金は民間からの寄付やコスト削減、自己収入の拡大に拠らなければいけないという従来的なものです。
いわゆるコレクションを持たないで、大規模な国際展の運営事業を行う美術館の在り方も今日的であるという指摘もあります。コレクションにとらわれず、縦横な企画の自在さで入場者数を上げている美術館もあります。
ですが歴史的には公立の博物館、美術館の基盤は質のあるコレクションに重点が置かれ、予算のやりくりに頭が痛いところ。豊かなコレクションを誇る企業系の美術館と連携して企画の内容を充実させている館もあり、今後は公民一体となった企画展の充実が期待されます。