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ムジカ公式ブログ MUSICA Official weblog

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半導体アンプで真空管の音を出す事はできるのか?? vol.3

2019-07-15 | オーディオ部品のうんちく

『半導体アンプで真空管の音を出す事はできるのか?? vol.2』の続きです。

今回のテーマは真空管アンプと半導体アンプの素子以外の違いを考察し、

「真空管アンプの音がする半導体アンプ」が実現しないかを考えてみたいとおもいます。

前回の半導体のバッファ回路に続いて

次に真空管アンプでバッファ回路として使用されるものですが、

カソードフォロワー回路と呼ばれています。

回路図です。



一般的な真空管増幅回路ではカソードを接地し、プレートから出力をとるのですが、

カソードフォロワー回路ではプレートを交流的に接地し、カソードから出力をとります。

この回路では増幅率は1ですが、出力インピーダンスが低くとれますので

バッファ回路には最適です。

使用されている部品の役割を説明します。

4.7マイクロファラッドの入力コンデンサーは

入力から直流が流入するのを防ぐと同時に

真空管のグリッド-カソード間の抵抗Rgを通して

グリッドにかかっている直流電位(グリッドバイアス)を保つためのコンデンサーです。

カーソードとグランドの間の抵抗はプレート電流を決定する抵抗で

出力インピーダンスの値にも大きく影響します。

10マイクロファラッドのコンデンサーは出力の直流カット用です。

増幅素子は真空管1ユニットだけで、他のパーツも4ケしか使用していません。

前回のオペアンプの中身の回路と比較していただくと

真空管の回路はとてもシンプルです。

次にこの回路を半導体に置き換えてみましょう・・・次回に続きます。



≪お知らせ1≫





セット販売のページ
を開設しました。

お値打ちなセットを販売しています。ぜひご覧ください。



≪お知らせ2≫

7月のイベントは『真空管アンプで試聴会』です。



日時:7月20日(土)13:00~15:00

場所:岐阜県大垣市上石津町一之瀬1996 ムジカ試聴室(ログハウス)

試聴とスピーカーの技術解説、真空管アンプ回路解説を行います。

事前申し込みはありません。入場無料です。



≪お知らせ3≫

当社試聴室(ログハウス)のオーディオ試聴とログハウス見学の混雑状況です。

7月
16日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ◎

17日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ×

◎すいています。ご連絡なしで試聴・見学OKです。

〇ご連絡なしで試聴・見学OKですが、念のためお出かけになる前にお電話でご連絡下さい。

×お電話(0584-51-6232)・お問い合わせフォームでお問い合わせください。

当社は土・日・祝日は休業ですが、試聴をご希望の方はお問い合わせフォームでご相談ください。

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