10月28日、秋深まる中まだ蛾のシーズンは続きます。
北海道南西部で糖蜜トラップを行いました。
前回を踏まえ時期的にもライトトラップより糖蜜トラップの方が効率的なので今回は糖蜜一本に絞って行いました。
ライトをしない分前回よりも広範囲に糖蜜トラップを行えるのが強みです。
午後5時半に見回り開始。
フサヒゲオビキリガ 17:36
ハガタクチバ 18:05
今回も珍品の偶産蛾が来てくれました。
しかし今回は撮影できるような状況ではなかったのですぐに採集しました。
ムクゲコノハは糖蜜を木の幹に吹きかけても木の根元に集まることが比較的多い様で、本種も根元ではないが木のすぐ横の地面にいました。
その点フクラスズメはその様な傾向は見られず、やはり別の仲間なのだなと実感しています。
ハガタクチバ裏面
ニセタマナヤガ 18:20
発生周期的に今年本州から飛来した親から世代をつないだ個体でしょうか。
これで僕が出会ったニセタマナヤガは4頭目です。
フクラスズメ 18:29
毎年近所にも多いフクラスズメですが、北海道での生態はよくわからないです。
カシワキボシキリガ 18:30
コウスチャヤガ 18:57
雌雄確認しましたが1週間前より随分数が減り擦れもありました。
ヤマノモンキリガ 19:02
前回よりも少し色褪せたなという感じ。
でもまだぴんぴんしていて個体数も多いです。
キバラモクメキリガ 19:15
この個体はお腹いっぱいなのか飛ぼうとしているのでこの姿勢です。
・今回の確認種
ハガタクチバ 初見
ムクゲコノハ
フサヤガ
ミツモンキンウワバ
ガマキンウワバ
フクラスズメ
カラスヨトウ
プライヤオビキリガ
キマエキリガ
ヤマノモンキリガ
ホシオビキリガ
テンスジキリガ
フサヒゲオビキリガ
キバラモクメキリガ
カシワキボシキリガ
ハンノキリガ
キトガリキリガ
アオバハガタヨトウ
キミャクヨトウ 1
アワヨトウ
ニセタマナヤガ
オオバコヤガ
コウスチャヤガ
タマナヤガ
ケブカチビナミシャク
オオバコヤガが多い場所もありましたが、均すとキリガたちとどっこいどっこいです。
キミャクヨトウはとても捕り(撮り)にくい位置にいてお手上げでした。
ハガタクチバの飛来が救いでした。
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