北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

光に集まるカスミカメたち 2017

2017年11月17日 | 庭の出来事
去年に続き今年も夏に自宅のベランダに飛来したカスミカメ(一部ナガカメムシ含む)をまとめました。
今年はカメラが変わったことで、去年よりも写真がより詳細になっていると思います。
今年は見られなかった種(ミイロカスミカメなど)もいますが、今年は掲載数を増やし初見種も数種追加しました。
カメムシやナガカメムシの仲間もよく来ますが割愛します。
カスミカメは小さいですが種数が多く、面白いグループで見たことのない種が来るとドキドキします。
未同定種がいるので、もしわかる方がいましたらコメントよろしくお願いいたします。

去年の自宅のカスミカメをまとめた記事
光に集まるカスミカメたち


ウスバホソカスミカメ
透き通った様な色合いが美しいカスミカメで、個体数は多くシーズン中には必ずと言っていいほど飛来します。
北方系の種で、こう見えて肉食系なカスミカメらしいです。
ハルニレなど様々な木本で見られるという。



アカホシメダカカスミカメ
ウスバホソカスミカメに混じっていましたが、違和感を感じ撮影しました。
赤い紋がアクセント(ない個体もいるらしい)のカスミカメ。
多種多様な植物につき個体数は多いらしいのですが、僕は初見でした。



キスジセダカマルカスミカメ
ちょくちょく飛来しましたがカスミカメの中でも割合小さい部類で、よく動き回るので撮影は大変でした。
北方系の種でハリギリに普通。



オオセダカマルカスミカメ
キスジセダカマルカスミカメの色違いの様な種で、本種の方が飛来は少なかったです。
この仲間は主にハリギリにつくそうです。


マツケブカカスミカメ
一般には少ない様ですが、自宅ではよく見られます。
松の植えられている人家周辺に多い種類なのかもしれませんね。



マツトビカスミカメ
体色が赤っぽいのはアカマツにつくからでしょうか。
アカマツ食いなためか分布に北海道は入っていませんでした。



カバノキトビカスミカメ
キスジセダカマルとマツトビを足して二で割った様な感じです。
撮影しているときは小さくて何が何だか分かりませんでした。
半翅鞘翅爪状部が灰色をおびてくすむという。
シラカバにつき多くない種類の様です。



オオマダラカスミカメの一種①
松につく種類だと思います。
この仲間では一番目につきます。



オオマダラカスミカメの一種②
去年は明るめの色合いを見ましたが、この個体は暗めで褐色みもあります。



ミドリカスミカメの一種
カスミカメの中で最もよく飛来するが、いろいろ種類がいて同定できません。
写真の個体の色が薄いのはテネラルだからでしょうか。



紋のあるタイプ
個体により色々なタイプの紋があります。
変異か別種かすら分かりません。



ヒョウタンカスミカメの一種
近似種がいて難しい…



チャイロホシチビカスミカメ?かと思ったけど背面に小さな黒点が見当たらないということでどうやら違う様です。
この記事の中で最も小型種です。
しかし他に特徴がありません。



不明種
マツノヒゲボソカスミカメと思いましたが違う様です。
なかなかいいサイズです。



ヒイロカスミカメ
他のカスミカメとは一線を画したデザインです。
原色カメムシ図鑑によると「背面は広く鮮紅色で,一様に小さな暗色斑をちりばめ,中央部はやや淡色となる.触角第2〜4節と脚は淡い黄色である.」とあり灯火で得られる珍しい種で生体は不明らしい。
分布に北海道は入っていませんでした。



フタモンカスミカメ
山地の草原で見られるそうだが、北海道では平地でも見られる様です。
北海道ではヨモギ類に寄生するという。
草原性というとナカグロカスミカメがよく飛来しましたが、今回は割愛。



アシアカクロカスミカメ
本種のみ秋に撮影。
秋は殆どライトをやっていないので本種のみ。
やっても来るカスミカメはミドリカスミカメの仲間ばかり。

自宅の外灯に来た蛾 2017
自宅の外灯に来た甲虫 2017
自宅の外灯に来たカスミカメ

参考:原色カメムシ図鑑2


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