ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

天然水

2009-08-25 00:00:00 | ムルマンスク⇔ハリコフ 2776kmの旅
 ハリコフ市北部に、ゴーリキー公園と続く植物園があります。

 地下鉄停車駅なので便利です。出口を出ると、緑深い森の方へ歩く人々に遭遇します。大きな空タンクやボトルを手にし森中へ進む人もいれば、既に満タンに水が入った容器を持ち森から出てくる人もいます。筆者も森中へ進みました。

 1キロ程歩いたところに、大きな緑地公園みたいな広場がありました。そこはサルジン・ヤール(サルジン渓谷)と呼ばれます。そこにハリコフ源泉-1とよばれるところがあり、一日に34.5トンもの天然水を放出しています。

 建築家ワシーリエフ氏に建造された三角のパビリオンが目印。もちろん各家庭には水道が配備されてますが、風味がいまいちで衛生的に?の為、毎日やって来る某社のミネラル水タンカーに分けてもらう家庭が殆ど。勿論数グリブナか、徴収されます。

 でも、自家用車がある家庭や少量で十分な家庭が、美味しい&健康的な天然水を求めにこの渓谷へやって来ます。

 源泉は勿論無料。無味無臭の非炭酸水。クセがなくまろやかで美味しかったです。近くには店が何軒かあり、炭酸水や清涼飲料水に加工してもらえたり、天然水を入れるための空ボトルが購入できます。

 給水場のごく近くには行水所があり、健康のため、信心のため、熱さしのぎのためなど様々な理由で水浴びしています。

サルジン・ヤール
[交通]地下鉄でБотанiчний сад(露:Ботанический сад)下車徒歩20分


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