ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

ハリコフからソチへ列車で移動

2009-09-01 00:00:00 | ムルマンスク⇔ハリコフ 2776kmの旅
 ハリコフとお別れして、ソチへ向けて出発しました。前回はムルマンスクからの出発だったため3泊4日の長旅でしたが、今回は既に南下しているので、1泊2日で済みました。

 筆者が乗車した列車は、ベラルーシ共和国の首都ミンスク始発で、ベラルーシ→ウクライナ→ロシアと、3カ国を横断していきました。ユーラシアの交通はスケールが本当にデカいです。

 筆者が乗車する前に、ゴメリ(ホメリ)という町も通過しました。ゴメリと聞いて思い出すのが、23年前の'86年4月に起きたチェルノブイリ原子力発電所爆発事故。ゴメリの南西100km先にその原発があり、ゴメリも被害に遭いましたが不幸中の幸いか、風向や地形などの影響で被害が小さかったようです。
 土壌などに含まれていて、人体自然に悪影響を及ぼすセシウム137の半減期は約30年。
 無理な操業と不条理な政府姿勢によりもたらされた未曾有の災害。動植物と地元民に強いられた過酷なマラソンは、やっと折り返し地点が見えてきたのではないかと思い、心の中で祈り・・・。


 さらに列車はウクライナ北部を横断して、そしてハリコフに到着。ここで乗車。

 ウクライナには植物の名前の駅が2つあります。日本語に訳すとなんだか微笑ましくなりますね。日本にもそんな名前の駅、ありましたっけ?
 スモロ-ヂノ駅 → 「すぐり」
 イジューム駅 → 「干しぶどう」


 ウクライナ国境のイロヴァイスク駅と、ロシア国境のウスペンスカヤ駅で出入国審査をしました。何度経験しても、疚しいことがなくても、「もし不条理な扱いされたらどうしよう」と思うと、緊張が走ります。


 今回の鉄道の旅では、昨年通過しなかった駅を通過しました。ロシア最大の農業地クラスノダールや、鉱泉が湧き出るガリャーチークリューチ。一度下車してブラブラしてみたいものです。そしてロストフも・・・・またしても夜中に到着しました。

 ソチに着いたのは2日目の昼。日差しが眩しいかったです。

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