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ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

34巻-320話 最高戦力 (大将青キジの訪問-2)

2016年05月20日 | ウォーターセブン編





大将「青キジ」は、海軍の指令ではなく、個人的独断で「麦わらのルフィ」と「ニコ・ロビン」の様子を見に来たのであった。
だが、海軍大将として、様々な海賊を相手にした経験は、この短い時間で”麦わらの一味”が政府が思っている以上に骨のある一味であり、後々面倒な事になる、という予感が働いた。

「初頭の手配に至る経緯、やってきた所業の数々、成長速度・・・・、長く無法者を相手にしてきたが、末恐ろしく思う」


青キジは改まってロビンを向いて言った。
「特に危険視される原因は、お前だよ、ニコ・ロビン。懸賞額は強さだけを表すものじゃない。
政府に及ぼす"危険度"を示す数値でもあるから、お前は8歳という幼さで賞金首になった。
取り入っては利用し、裏切っては逃げ、そのシリの軽さで裏社会を生きてきたお前が、次に選んだ隠れ家がこの一味というわけか」





それから”麦わらの一味”に向かって「お前達にもそのうちわかる。厄介な女を抱えこんだと後悔する日も遠くはねぇさ。それが証拠に今日までニコ・ロビンが関わった組織は全て壊滅している、その女一人を除いて、、、だ。」と忠告した。

いつもの冷静さ失いながらも黙っていたロビンだったが、”麦わらの一味”を隠れ蓑にしている話に及ぶと、冷静さを欠いて【三十輪咲き】で、青キジの体をへし折った。
そんなものが通用しない事は、ロビンが一番よくわかっていたはず。
ロビンの能力が自然(ロギア)系に通用するはずもなく、粉々に砕け散った”氷”の破片は、不気味な音をたてながら男の体を再構築していき、ほどなく青キジが復活した。
エネル同様、ロギア系能力者に物理攻撃なと効かない。








青キジは、周りの芝生にフッと氷の息を吹きかけて【アイスサーベル】を作ると、ロビンを斬りつけにかかった。
だが、そのアイスサーベルを止めたのはゾロの剣であり、青キジの手からアイスサーベルを蹴り飛ばしたのはサンジであり、青キジをぶっ飛ばそうに拳を挙げたのはルフィであった。

だが3人は、青キジの体に触れたと同時に、触れた部分からみるみる凍り付いていった。
ゾロ、サンジ、ルフィの3人は、この男の前に手も足も出ず、まったく歯が立たずに、凍り付いた体の激痛に地面をのたうちまわった。




青キジは「・・・いい仲間に出会ったな。しかしお前はお前だ、ニコ・ロビン」と言いつつ、ロビンにゆっくりと近づいてくる。
ロビンは息も荒く、青ざめた顔で「違う・・・私はもう・・・・!!」と言いかけて、青キジに抱きつかれた。
ロビンは全身を凍り付かせながら「私は・・・」と何かを言いかけていたが、その声はもう出ない。
全身が氷になってしまったのだ。



青キジは、ルフィ達をもて遊ぶかのように「解凍すりゃまだ生きている。ただし・・・体は非常に割れやすくなっているんで気をつけろ」と言いつつ、凍ったロビンをたたき割るフリをした。
ルフィ達は、ロビンの体が壊れぬよう慎重かつ迅速に青キジの手から奪い返すと、大急ぎで船での手当てを急いだ。

だが青キジは「やめとけ、助けぬ方が世の為だ」とロビンへの攻撃の手を緩めそうにない。
ナミ、ゾロ、サンジは仲間の為に、自分達よりはるかに強い強敵で海軍大将の「青キジ」に再度挑もうとした。
命を覚悟しなければならない事態に、一味はひるまない。


だがそこでルフィが叫んだ。
「待った!!!!お前ら!!!お前ら手を出すな。一騎討ちでやりてェ!!!この勝負おれとお前で、決着をつけよう」




男は冷気を漂わせながら「殺していくぞ?」とすごんだ。













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