ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

39巻-371話 天晴Tボーン大佐 (海列車バトルゲーム-12)

2016年07月11日 | ウォーターセブン編




「海列車パッシング・トム」を追う「ロケットマン」は、ようやく前方に海列車の最後尾車両を見つけたが、それは機関部のない客室車両だけである。
ナミは、「きっとサンジ達の仕業だわ」と笑顔を見せ、ココロさんは「ブレーキなんかきくわけねーらろ。何とかしなァンガガガガ」と上機嫌で酒を飲んでいた。

このままではぶつかる!と大騒ぎするガレーラと、フランキー一家を置いて、ルフィが「中を確認してくる!!」と【ゴムゴムのロケット】で、前方車両へ乗り移って行ったが、そこにサンジもウソップも、もちろんロビンの姿もなく、いるのは海兵や政府関係者ばかりであった。

ルフィは、海兵達に体を撃たれまくりながら、「いねぇーっ。おーいゾロー!!!きれ、じゃま」と指示した。
そう言われたゾロは「ああ」とだけ答えて【羅生門】で、海列車の客室2車両分を一刀両断に真っ二つに斬ってみせた。








ガレーラとフランキー一家は、再度この二人の驚異的な強さを目の当たりにして冷や汗をたらした。

だが、ゾロは「まだだ・・・!!!」と言うと、腕に巻いていたバンダナを頭に巻きだした。
ゾロがこれを巻く時は本気で剣を扱う時であり、強敵を見つけたという事になる。
ゾロの視線の先にあるのは、真っ二つに斬り裂かれた海列車の5倍以上はある巨大海王類である。
(この線路の先にいる・・・、コイツを斬った奴が・・・!!!)
ゾロに緊張が走った。





その先にいたのは、海列車パッシング・トムを追って線路をひた走るTボーン大佐だった。
巷では「船斬りTボーン」と呼ばれ、海賊船をまるでステーキでも切るように斬り捨てる事で恐れられている人物である。
Tボーン大佐の脅威を知るフランキー達は砲撃準備を始めたが、ルフィは「ゾロに任せろ、邪魔すんな」と命じた。

Tボーン大佐は「護送中の罪人が再び世に放たれたなら、どれ程の民間人の血が、涙が流れるというのか!!!
この不平等な浮世にも、差し伸べられる正義はあると示すのだ!!!罪なき市民の明日は必ず、私が守る!!!」
と叫びながら走っていた。




そのTボーン大佐の目に、見た事のない海列車と刀を持った極悪そうに海賊の姿が映る。
海賊が叫ぶ。 「道をあけろ!!!」

海賊の言いなりになるTボーン大佐ではなかった。
「ここは正義の起因へと続く道なり!!!私は「海軍本部」大佐!!!
生き恥などさらさぬ!!!貴様など真っ二つにして止めてくれる!!!」
と真正面から受けて立った。

その気迫だけで、ゾロは相手が強敵である事を知る。

Tボーン大佐の曲がった太刀筋大嫌い!!直角飛鳥【ボーン・大鳥・勇爪(ボーン・オオドリ―・ユウヅメ)】に対し、ゾロは刀筋が不規則に曲がる【三刀流・牛鬼(ぎゅうき)】を放った。




ゾロは、海に沈みゆく敵を見送った。
「あの車両から嵐の中、海列車を追いかけるとは天晴だ・・・。
だがおれ達は止まれねェんだ。てめェの正義もさぞ重かろうが、こっちもいろいろ背負ってんだよ!!!」





この前に、海列車パッシング・トムがある!!!敵は近い。
「ロケットマン」は興奮状態の同盟連中を乗せて、海の中の線路を突き進んだ。




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