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ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

34巻-327話 造船島・造船工場1番ドック  (水の都ウォーターセブン-6)

2016年05月27日 | ウォーターセブン編




ルフィ達がアイスバーグさん達と話しをしている隙に、ドロボーに3億のうちの2億を持って行かれてしまった。
ウソップ達が焦っていると、丁度そこへ借金取りに追われて逃げてきた造船職人の男が通りかかり、その見事なロープアクションでドロボーを取り押さえてくれたおかげで、2億ベリーは無事に戻ってきた。
彼が、ガレーラカンパニー1番ドックの艤装・マスト職の職長「パウリー」だった。




ドロボーから金を取り戻したものの、借金のあるパウリーはそのまま金を持って逃走しようとした。
そんなパウリーを捕まえてくれたのが、ガレーラカンパニーの木びき・木釘職の職長「ロブ・ルッチ」だった。




このロブ、顔の表情一つ変えない無表情で無口な男だが、肩にのったハトの「ハットリ」がかわりによく喋った。
ルフィはなかなか気づかなかったが、実はハトを使った腹話術で、本人は人とまともに話ができない"変人"らしい。




真面目なロッチは、不真面目なパウリーの行いを、ハトの口を借りてけなすので、腹をたてたパウリーが得意のロープアクションでロッチを投げ飛ばした。
だが、投げ飛ばされたロッチは、腕一本で悠々と衝撃を受け止め、その指は地面に食い込むほどに強靭だった。
ここの職人達は、いつもこんなレベルでケンカをしているらしい。

そんな強靭で変人な職人達だが、この造船所随一の1番ドックで"職長"を務める程の優秀な腕を持つらしい。
元々造船業が発達していたこの島には、7つの造船会社が競い合って技術を高めあっていたが、アイスバーグさんが天才的な造船技術で職人達を魅了し、7つの造船会社を1つに束ねて5年前に発足したのが、この1番ドック『ガレーラカンパニー』なのだ。

アイスバーグさんの造船に対する熱意と腕はすこぶる高く、職人達はもちろん、街の人達も彼を敬愛してやまない人気ぶりだった。

尊敬や敬語というものを知らないルフィは、その話を聞いて「おっさん、おれと一緒に海賊やらねぇか!?」と無邪気に誘ったが、笑顔で断られた。
その時、アイスバーグはルフィに「ところで、お前の船にはニコ・ロビンがいう女が?」と質問した。
ルフィは「いるぞ!!頭いいんだ、こいつがまた」と笑顔で答えた。


そこへメリー号の査定に行っていたカクが戻ってきた。
カクは戻って早々、ルフィ達のメリー号大改修の夢を打ち砕いた。

メリー号は、船で一番重要な「竜骨」を激しく損傷しているため、ガレーラカンパニーの技術を持ってしてでも、治す事はできないと言う。
船の命ともいえる「竜骨」を損傷している以上、どう修理しても、次の島まで持つ確立は"0"であると言い切った。
逆に今まで問題なく航海できていたのが、奇跡的でもあると。




この意外な話にルフィもナミも動揺を隠せなかった。
では、もう一度「ゴーイング・メリー号」を作リ治してくれとお願いしても、それも無理だという。
船は生きた木を使って作る為、同じ設計図を使っても二度と同じ物は作れない。
そっくりの船を作ったところで、"違和感"を覚えるのは、他でもない自分達だと指摘された。

納得できないルフィは、「乗り換える気はねぇ!!!おれ達の船はゴーイングメリー号だ!!!まだまだ修理すれば絶対走れるはずだ!!!信じられるか、そんな話!!!」とわめいたが、アイスバーグに「呆れたもんだ・・・てめェ、それでも一船の船長か。話は終わりだ」と諭されてルフィは黙った。




その重要な話しを、メリー号を一番愛するウソップは聞いていなかった。
ウソップは、2億ベリーの入った鞄ごと、先程のドロボー「フランキー一家」に再び強奪されていたのだ。


メリー号で留守番をしていたゾロは、見積もりにやって来たカクから説明を受けていた。
ゾロは「メリーお前・・・本当にもう走れねぇのか・・?」と問うたが、メリーはいつものように微笑むだけだった。




ルフィがメリー号の事実を呑み込んで黙ったところで、ピッチ・鍛冶・滑車職の職長を務める「ピープリー・ルル」が、アイスバーグさんに政府役人の訪問があることを告げに来た。この男もまた屈強な肉体を持った男である。




世界政府役人「コーギー」が来た為、海賊であるルフィ達は身を隠すよう言われる。
彼等の事は、アイスバーグさんや、職人達は嫌っていたようだが、市長であるアイスバーグさんは、断れないようであった。








暫くの間、アイスバーグさんは政府役人と話しをしていたが、いつものように話は物別れに終わり、コーギーはいつものように怒って帰って行った。
お疲れのアイスバーグに、秘書のカリファは美味しいお茶を運んで訊いた。
「毎度何のご相談なんです?」

その問いに、アイスバーグは、「オレの持ち物を欲しがって色々条件を出して来る。そんな物は知らんといつも突き返している・・・」と言った。
そう言ったアイスバーグの部屋の壁には、古くなったニコ・ロビンの手配書が貼られてあった。


 


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