青キジとの戦いの後、暫くの静養後、船は次の島へと出航した。
あの死闘が嘘のような、毎日のドタバタな日常が戻っていた。
変わったことと言えば、ルフィの一発ギャグの中に「凍ったおれのマネ」が加わったことぐらいであった。
ロビンも、穏やかな笑顔を取り戻していた。
そんな穏やかな航海の中で、ルフィ達はある日、”海でクロールするカエル”を発見して、後を追った。
そのカエルがまっすぐ向かって行ったのは、海の上を走る蒸気機関車だった!!!
まさか海の上を汽車が走るとは思ってもいなかった為、ゴーイング・メリー号は汽車とぶつかりそうになるのを、寸前のところで、命からがらに回避したのだった。
だが、先ほどのカエルは逃げることなく、汽車の前で仁王立ちとなり、汽車と四つに組んだかと思った瞬間に、跳ねとばされていった。
カエルの生死は定かではなく、”麦わらの一味”はこの様子を唖然と見ているだけだった。
何からつっこんでいいのか、わからない。
汽車が去り、気づくとそこには「シフト駅」という小さな駅舎があり、
駅長の老女「ココロさん」と、その孫の「チムニー」が笑ってみていた。
愛想のいい少女チムニーが、いろいろ教えてくれた。
先ほどのカエルは「ヨコヅナ」と呼ばれる力比べの好きな根性のあるカエルで、海列車「パッシング・トム」に戦いを挑むので、シフト駅の困り者なのだそう。
その海列車とは、この海域名物の、海の上の線路を走る蒸気機関車で、近くの島「ウォーターセブン」のブルー駅が出発駅なのだと。
水の都「ウォーターセブン」は、世界政府御用足しの造船業で成り立つ造船の島だと聞いて、”麦わらの一味”は、船大工を仲間にするためにその島に行くことを決めた。
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