道玄坂の黒パン屋

渋谷109の裏。道玄坂と本店通りを結ぶ小さな道。
この怪しげな小路の真ん中にパン屋さんがあった。
ロシアパンの黒パンが有名だった。
　この間通ったら、ついに不動産の看板がかかっていた。
すぐ手前の恋文横丁のあったところが駐車場になって
レストランRENKAもなくなり、唯一渋谷のど真ん中で頑張
っていた古い家がもうすぐ消えようとしている。
ついたまらない気持ちで不動産やに電話したら、
「消費税5%導入の平成9年(1997)に店を後藤昌二さんは
　閉めて、先代はもう亡くなりました」
とそれ以上聞くなとそっけなかった。現在のパン屋通り。
つい最近まで人が住んで隣が工事中でも元気に洗濯物が
干してあったのに・・・
これは、二年前の写真。
　(因みに今の西武ロフトの入口に立派な一軒家があった
のは、もう25年ぐらい前でしたね。)