moving(連想記)

雑文(連想するものを記述してみた)

ゲームになった選挙

2007-07-29 | エッセー(雑文)
逆風と叫ぶ与党、追い風になった・・・という野党、
この民主主義の陣取りゲームは、喜劇だ!

選挙の時だけ、顔色をうかがい人気とりに奔走し、
その手法は、まさにマーケティングの技術であって、
アンケート調査やタレントのイベント集客術と同様と
いえるかもしれない。

その点からすれば、地盤に胡坐をかいた
いわゆる既得権益の手法に執着した与党が
惨敗するのも当たり前かもしれない。
簡単にいえば、運輸、建設、郵政、農業事業で
生計を立てていた末端の切捨てが原因であって、
たとえば、運輸末端の労働者ドライバーが、
ワーキングプア=派遣労働者に流れていることなど
与党の幹部は、気にもしていないだろう。

その一方で、世界的な資産家が、僅かながら増えている
という数字ばかりみていて、
それは、資産家の収奪を目的とした政策(リストラ)
それを公然と肯定し、格差が当たり前と吹聴する政治家
の立場が、富裕層側に位置し、
一方、疲弊した庶民は、
「格差が当たり前なら政治家はいらない!」
・・・という感覚に染まりはじめている状況との差
といえるのではないだろうか。

所詮、富裕層である2世3世議員では、
権力者に尾を振る体質はかわらず、
与党も野党も実質的に差はないだろうが・・・





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