moving(連想記)

雑文(連想するものを記述してみた)

時代劇・・・眠狂四郎について

2005-04-08 | エッセー(雑文)
 2CHの時代劇の中にある一つのスレだが、時代劇じたいが、
他のスレの更新の早さに比べると、ゆるやかな時のなかにあって驚異ですらある。
「眠狂四郎」この話題を振る人には雷蔵ファンと田村正和ファンがいるようで、
雷蔵ファンにあっては、原作者でさえ眠狂四郎のイメージの一つを作り上げたに過ぎないとし、
雷蔵がすべての眠狂四郎のイメージを作りあげたとする強硬論が占めてる。
たしかに、ヨン様以前の元祖○○様であるわけだから、それ相応の演技力、企画演出力があったのだろう。
 眠狂四郎の生みの親たる柴田錬三郎は、狂四郎を罪悪感に苦しみながら、
孤独に耐えて生きている人物と創造したかったようである。
その繰り出す必殺剣「円月殺法」は忘我の状況に落ちた無抵抗な相手を殺傷する剣であり、
狂四郎はその罪悪感に苛まれながら斬るとしてる。
女を犯すということの意味も、狂四郎には同様な意味合いらしい。
 田村正和をひいきにするファンはたぶん、美剣士としての眠狂四郎ファンであり、
ある種のダンディズムに魅了されてるように思える。
原作者が一押ししてたらしいので、そのこともあって結構、眠狂四郎=田村正和とする方も多い。
 田村正和の剣士は大川橋三系列に類するものと思える。
多少のマザコンで、ストィックで女性受けのいい「美」剣士、
乾いて候など典型と思うが、眠狂四郎が美剣士であるか疑問である。
混血の剣豪、それも悟りから程遠い剣豪であるから、異相であっても美顔(イケメン)ではないような、
雷蔵も美剣士を演じてたわけであるから、その点を田村正和一人を責める訳にもいかない・・・。
 円月殺法はよく戦隊ヒーロー物で巨大ロボットの必殺技として、目にすることが多い。
いわゆる堂々としたパクリ技であるがw、この子供向け番組にしても、視聴率主義、経済原則
のためイケメンに片寄らざる得ない。
眠狂四郎は女を裸にし犯すキャラにもかかわらず、女性ファンが多いのが不思議であったが、
孤独と罪業感に苦悩するというイケメンキャラであったことが、女性の支持を得ていたんだろう。
と推測してみた。


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1 コメント

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初めてお邪魔致します (SEN)
2005-04-09 02:25:03
トラックバックありがとうございました。

こちらもトラックバックさせて頂きました。



実は時代劇の眠狂四郎はあまり詳しくなかったりします。どちらかと言えば……田村正和ファンかな。



個人的に、柴田錬三郎本人が作り上げたイメージはかなり好きなんですが、やはり美剣士にした方が受けはいいみたいですね。



ちなみに、戦隊ヒーロー物の巨大ロボットの必殺技を御存知ということは、私のブログの表題の元ネタ、とっくにバレてますね。(笑)



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