「ズレ」は浮かび上がるのか
横に滑り落ちるのか
過剰な加速によるのか
既に馴染んだ物語を再度創る
というリメイク作品の方法は
積み木のように、組み立てていくのか
あるいは、既にあるブロックを流用し
最小の構成要素としての材料に還元し
そして、組み立てていくのか
あるいは、どうしようもなく硬い
建造物を「ズラす」という試みにすぎないのか?
ともあれ、見かけ上は、再構成された作品として
位置づく、古臭い匂いを消し去り、現代的なセンスを
感じさせるものとして・・・。
評価も、その一点にかかってるようだ。
昨年はそういう作品がひしめいていた。
「ズレ」のための「ズレ」に終始することと
多様に「ズレ」ていくことをシミュレートすること
方法はいろいろあるだろうに・・・。