弁慶杉-1

2013年09月14日 | 
 これではまだ実感できませんね。

ふーん、なんだ枯れかけたような古い大きそうな木が途中にあるだけじゃん。・・・・
   
無理もありません、私達は神社境内のご神木の品比べなどやりなれてはおりませんから。
  この巨樹は推定年齢2500年以上、現在樹木医とその指導のもと樹の延命を第一に、半ば腐れかけた枝葉を伐採して人工樹脂でカバーし全体的な形を整えた結果なのです。幹の途中の切株ひとつに人間ひとりが十分ビバークできるほどの規模ですよ。

空中都市、天空の城なのです。

こんな田舎?に見上げるほどの巨大建築?が静かにそびえているわけなのであります。

  あの幹から立ち上がる枝にツリーハウスを架けたら、六畳一間どころかもっと広いフロアができそうですね。あくまでも想像ですけど。   弁慶杉のすごい所は、それだけではなくて、幹元の杉独特なつややかさにあります。

2500年以上を生き抜いて、皮を落としながらも暖かい斜面に粛々と息づく姿は、私達の老後の見本のようなものでもあります。