今だけかもね。

2015年03月08日 | 
 我らが岩石の衣として寒い冬から彼らを守っているうちはまだいいとして、この白い連中が、これから幅を利かしてくる・・・・。

   白いのは、今の時期枯れてくたばってはいるが 春がめぐってくると我らの及びもつかぬ勢いで成長をとげる、植物群だ。 枯れて倒れてはいるが、その長さ大きさが想像つくと思う。すごいいきおいで連中は育つ。
我らはとうていかなわない。我らはこの白い連中の足元で、強すぎる光線をしのぎながら生き延びていく。

   
 
  何億、何兆という数のゲノムを運ぶ空中飛行隊の準備は今も抜かりなく進行しているのだ。

 
 

 


 シリーズ終わり。ご清聴ありがとうございました。

もしそうだったら面白いね

2015年03月07日 | 
 植物だとばっかり思っていたが、
  一時間にごくわずかずつだが形を変えている。我々が星葉樹と名付けたカタマリの中から飛び出してくる燃果錘木は、一様にこのカタマリを外敵から守っているようにも見える。

まるでハリナマズだ。 そばにはハリアザラシもいるぜ!

  それにもうひとつ気になることがある。
 このナマズ、どうやって栄養を得ているんだろう? こんな岩だらけの惑星で、ごくたまに降る雨だけで生き抜いていけるのだろうか?
 
 意外なことだが、探査機の計測によるとこの岩自体も生きているらしい。ごくわずかだが、生命反応があったのだ。となると、ナマズは何らかの形で岩から養分をもらっているのか?


やはりそうだ。
岩が少しずつ削り取られている。ハリネズミが強烈な酸を出して溶かし込んでいるんだ。そうやって岩を食っているんだ。しかし岩にとってみれば、ただ食われっぱなしで何にもいいことはない。

  こんなふうにナマズの背中ばっかり広がって、岩は覆われていってしまう・・・・。

もしかして、ナマズと岩は何らかの共生関係にあるのかもしれない。 もちろんナマズはどんどん殖えたい、・・・岩の方は?

 そうか、岩はジリジリと太陽に焼かれるのを嫌っているんだ。ナマズ・クッションに覆われたくて栄養を提供しているのか。やっと分かった。

  なかなかオシャレな衣服を纏いつつありますな。



恐竜現る!

2015年03月06日 | 
  星葉樹の群落の中から、燃果錐の木が勢いよく天をついています。 ん、何かいる・・・、なんだろう?


 
 いた!  若い星葉樹の中から、青い恐竜が頭を出している!

 真っ赤な夕陽に染まる燃果錐木の山のふもとには、住民が敷設したトロッコ鉄道らしき白いレールも見える。

 何だか楽しみになってきた。夜明けを待って、着陸して本格的に調べてみようか。

苔の惑星

2015年03月05日 | 
 緑色の星々が地上を覆っています。

  星の惑星にやってきました。  岩石の海に浮かぶ大陸が見えます。

  大きな橋?でしょうか。  大陸間には空中都市を結ぶ白い立体道路がかかっています。

  いったい、どのような住民がこの惑星には住んでいるのでしょう。



こじつけですが。

2015年03月04日 | 
 青々としていたこの苔山も・・・・。

 


 やがて秋が来て紅葉が始まり

 

 ついには、枯れ木に雪がついた冬が来ます。


 

 こじつけです。このような色合いの差がこのフィールドに今、いっときに開示されていました。

  

 

苔ですが、何か?

2015年03月03日 | 
 そんなにお高い所から我らを踏みつけていたって、何もわかりゃぁしませんぜ。

最近の天気がちょうど我らに都合よく推移してくれて、お蔭でタワーの先端には準備万端、空中飛行隊が着々と設営中




  と゜うです別の基地なんか、飛ぶ気満々ですぜ。

はばかりながら、苔でございます。

2015年03月02日 | 
 久しぶりに足元に目がいきました。

 はるか足元にあるので、吹けば飛ぶような、といいますか通りがかっても気づかずに蹴飛ばしておしまいの、何んっの変哲もないです。  

白い鳥がいませんか?

いや、もちろん本当の鳥ではありませんよ。 足元の小宇宙の、一角のそのまた一角の苔の小山に何かしら白い部分が。 それをに見立てているのです。

何やらこれから、冬から春への確かな足音の聞こえ始めたこの時期に 次なる旅立ちの鼓動を静かに立て始めているようなのです。

これ、シリーズで続きます。