土から湧き立つ

2013年05月07日 | 山菜
連休に こんなようなところ を歩きました。


 
のどかな山里、珍しい形の木 を発見。



ショウジョウバカマ の色変わりもありました。   
  
太くて立派な イタドリ(スカンポ、スイバ、スリコギなどたくさんの呼び名があります)の群生地 から一握り分くらいを摘んできました。 手でポクッと折れるくらいがベスト。 生でかじってみますと、子供の頃口にいれた時のあの味がよみがえってきます。あの酸っぱさは、蓚酸が含まれているからだそうで、食べ過ぎると体の中で蓚酸カルシウムができるのでよくないそうですが、これは食べ過ぎるほどおいしい山菜ではありません

酸味だけでなくて独特のえぐみ・臭みも持っているからです。でも採ったからには食べてあげなくては まずは水洗いして、 皮をむきます。手でスジ一本一本を根気よく この頃にはまだ茎や先端部分にぬめりがあり、いかにも山菜 という感じです。 塩小さじ一杯を入れた沸騰水に     適当な長さに切ったイタドリを入れて  一分間煮ます 

その後すぐに冷水につけて丸一日置いておくと、酸味やえぐみは気にならなくなりますが、残念なことに色が消えてしまって まるで シナチク みたいになってしまいました

食欲がわかないのが実感できました  でも大丈夫。奥方の出番です。

まるで魔法ですね、これがあのシナチク・イタドリかと思えないほど見事な味付けをしてくれました。 聞きかじりですが、まず胡麻油で炒めて、みりん・醤油と砂糖少々、最後に鷹の爪。お蔭様でMHがうまいうまいと全部食べてしまいました。
そんなわけで、料理の写真撮るのを忘れてましたのでお見せできません。

コゴミ大牧場の予定

2013年05月05日 | 山菜


以前ココに載せさせていただいた 移植コゴミ ですが、鉢植えの方を    半日陰の 盆栽台 に移しました。



これを直販所で販売している農家は、畑や田んぼの法面(斜面)を利用して育てているそうです。繁殖力が旺盛である、と書いてありました。それにしてもMHの頭が固いのか、コゴミはマボロシの山菜であって半分日陰のような高地帯で育つ、というイメージが消えません。この株を採取してきたその場所も、河原 でした。湿り気と日照の加減がやはり存在するのではないか、と。

販売農家のやり方のように、土手などの斜面に植え付ける理由を考えました。これはどうも 空いている土地部分の有効利用の他に、日向と日陰の境目がはっきりしているという土手の特性とコゴミの生育特性が合致したからだと思われます。 あまり日のあたらないままですといくらコゴミでも大きくなれませんですよね。パーッと日があたってサーッと日が陰る、その点斜面はピッタリです。



この株は、ひと夏おいといて秋頃にどこかの土手に移植しようと思います。 今年は他の所で採取したコゴミを湯通ししてからサラダ風にして食べました。

 

できるんですねー

2013年04月21日 | 山菜
 この山菜は文字通り山菜中の山菜で、一般人などにはそうそうお目にかかることも口に入ることもない、と長い間思い込んでおりました。

ところが、 現代農業 の記事でこのコゴミを栽培している農家があるのを知りまして、すぐ真似したがりのMHコゴミ探しに没頭したわけであります。


ありました、見つけました

 時々通りかかる川の砂地に、コゴミの群落が生えているではありませんか! 昨年の5月頃でした。 それまではそこを通りかかってもふつうのシダの群落にしか見えていなかったのですが、不思議ですねー、コゴミーコゴミーと念じながらキョロキョロ歩きをすると、コゴミの方から目に飛び込んできてくれるのでした。

その群落のある川庄にはハシゴがかけてあり、地元の人が利用しているかも知れませんが採取した形跡が見られなかったので、二株ばかり手でそっと掘ってビニル袋に入れて持ち帰りました

 
一株はブロック塀の傍に。

芽が出てきたときはうれしかったですねー

今も葉っぱを伸ばしています。





 もう一株は鉢植えに。
よく見ますと、こちらの方は芽がたくさん出てきています。株別れしていくのでしょうか。

今年は葉っぱは食べずにおいて、チカラを蓄えさせておいて、さらに株分けして殖やそうと思います