スプリング・エフェメラル2

2016年04月07日 | 

 これは消えゆく運命にあるカタクリ集落なのかも知れません。以前アップしてから3年ぶりです。





この時期、虫も少ないこともあって、受粉を風に頼っているのでしょう。やはり真ん中の太い雌しべとそのすぐそばに花粉袋を支えた雄しべ、という配置です。



それにしても花の色が薄く弱々しい。3年前と比べても花の数は疎らで、あまり増えたという感じがしない。なによりも葉っぱがせいぜい2~3枚ずつしかないのです。  学生時代は、日当たりのいい所にある大群落を見つけて、葉っぱをたくさん採って持ち帰り味噌汁種にしたりしました(今それをやると顰蹙ひんしゅくものですね)。



この場所は沢伝いの林の中です。 ここ何年かは手入れされておらず、特に3年前からは人の歩いた形跡がありません。  そのせいか、樹が茂って林床が薄暗くなった感じです。 カタクリ達も精一杯なのでしょう。



 ところで、カタクリの花を屈みこんで下から撮影してみると花の中ほどにギザギザの縁取りがあるのに気づきました。 手が込んでいるといいますか、なかなか粋ではありませんか。



恥ずかし気に下を向いて花弁を拡げている妖精のようなカタクリ。 スプリング・エフェメラル



 





 山主さーんっ、ほんのちょっとでいいですから間伐やってもらえませんか。  光を求めてカタクリたちが瀕死の状態です。





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