ミズキの一種らしい

2016年04月03日 | 

 よく見ますと、若い木の樹皮は緑色をしてます。

私たちのイメージでは早春につける花は黄色い房状。 春の花はなぜか黄色が多い、草花ではないから、キンポウゲ科でもなさそうだ。

ではこの黄色は?



 ここはググるしかありません。
 
四国に分布する落葉性の低木だからこの名がついた、とのこと。高知(土佐)の蛇紋岩地に野生のものが多く見られるため、この名前がついたようです。ミズキ科ではなく、マンサク科の植物
です。

これは葉の形がミズキ科の樹木と似てところにちなみます。早春から明るい黄色の花
を咲かせ、レンギョウやマンサクと同様、江戸時代から庭木や盆栽、切り花として親しまれてきました。




地際から太い枝を出して茂ります。葉はまるっこいタマゴ型で、裏面は粉をふったように白っぽくなります。主な開花期は3月下旬~4月、葉が出る前に枝からぶら下がるように黄色い花を咲かせます。花穂は長く伸びて7輪前後の花を付けます。雄しべの先端の葯(やく)が暗い紅紫色をしています。
海外へは19世紀、シーボルトにより紹介され、属名のコリロプシスはコリルス(ハシバミ属)とオプシス(似ている)からなり、葉の形がハシバミに似ているところに由来します。

マンサク科トサミズキ属は東アジアからヒマラヤに数10種が知れています。日本にはトサミズキ以外に、ヒュウガミズキ〔C. pauciflora〕、キリシマミズキ〔C. glabrescens〕、コウヤミズキ〔C. gotoana〕などが自生しています。姿や大きさなど若干異なりますが、基本的に花は黄色です。トサミズキ同様、自生地が比較的限られているものが多いです。ヒュウガミズキ庭木としても親しまれています。----

wikiからの引用ですが、こんな様に書いてありました。


 




紅葉の銘木

2015年11月13日 | 
 今年は暖かいので、こんな時期にもまだ紅葉が残っている、と言いますか、まだこれから本格的な紅葉が進行するような気配です。例年ですと11月、文化の日あたりを境として山々が一斉に色づき始めるのですが、今年は出足が遅くてあの「キンッ」とした冷え込みはありません。
そのためか今年は、夏の「」・秋の「溶かしたミルク色」→燃える・輝く黄色、これらの色彩がとても微妙に混在した光の風景を残してくれています。 



行き交う車の背を掠めそうに枝垂れる楓の木。知られていませんが、銘木です。この時期、期待を裏切らない美しさに輝いてやがて冬の装いへと姿を変えていきます。






弁慶杉-2

2013年09月15日 | 
 あらためて弁慶杉の胸のテラスから首にかけてと髪のかかった顔までをたどってみますとこのような感じです、 左腕は名誉の負傷で失われてしまったのですね。
 
天をつく怒髪は、この日の青空にマッチしてさらに高みを探っておりまして、「おさかんな」ご老体ですな。


やはりこの「髪の毛」部分はすでに鳥や虫たちの高層マンションになっていますね、ずーっと昔から。



それにしても、もしこれが地上に切り倒されたとしたら白い木肌の上に寝転がりしばし昼寝でもしてみたいものです。



周囲の「後輩」たちに何かしら語りかけているような親分杉に名残を惜しみつつ、大船神社を後にいたしました。


弁慶杉-1

2013年09月14日 | 
 これではまだ実感できませんね。

ふーん、なんだ枯れかけたような古い大きそうな木が途中にあるだけじゃん。・・・・
   
無理もありません、私達は神社境内のご神木の品比べなどやりなれてはおりませんから。
  この巨樹は推定年齢2500年以上、現在樹木医とその指導のもと樹の延命を第一に、半ば腐れかけた枝葉を伐採して人工樹脂でカバーし全体的な形を整えた結果なのです。幹の途中の切株ひとつに人間ひとりが十分ビバークできるほどの規模ですよ。

空中都市、天空の城なのです。

こんな田舎?に見上げるほどの巨大建築?が静かにそびえているわけなのであります。

  あの幹から立ち上がる枝にツリーハウスを架けたら、六畳一間どころかもっと広いフロアができそうですね。あくまでも想像ですけど。   弁慶杉のすごい所は、それだけではなくて、幹元の杉独特なつややかさにあります。

2500年以上を生き抜いて、皮を落としながらも暖かい斜面に粛々と息づく姿は、私達の老後の見本のようなものでもあります。
 
 

大船神社 本殿から弁慶杉へ-1

2013年09月13日 | 
  本殿はもうすぐそこ。   山深きゆえに、訪れる人も少なく 地元の人々によって静かに守られているたたずまいでした。

伊勢神宮ではありませんけれど、神域であるだけに撮影は自主規制させていただきました。 苔むした社の荘厳な様子をご想像下さい。

さて、先ほどからご紹介しておりますように、ここには普通の神社のご神木クラスの巨木が 文字通り林立しております。これから巡るのは、境内に収まりきれないといいますか、近寄りがたい神木中の神木=弁慶杉です。境内に近い所にはありますが、神社の外の道を少し下っていきます。

 ←この自然にできた 祠 には先住民が。キイロスズメバチの巣が入居中。写真をクリックすると拡大します。

スズメバチを刺激しないようにすぐ傍らの道を進むと向こうに弁慶杉が。     ここらにきますと急に日当たりがよくなって、杉巨木が枝を拡げてまるで人が踊っているかのようです。

  弁慶杉の上部です。


大船神社-3

2013年09月12日 | 
 そう距離はないのですが、登り道の参道は巨人兵みたいな杉の古木の間を縫うようにして巡り、本殿に近づいていきます。


  地際の部分はなんだか包み込んでくれるような暖かさが感じられます。

  はるか上からは、秘密基地から何かの生き物たちが参拝者を見つめているみたい。


  ふつう私達は木を見たら木材を思い浮かべてしまいますが、地面深く刺さり込んで、年月かけてこんなに成長した樹の姿を目の当たりにしますと、これは自然の建築物なのではないかと思ってしまいます。

  あと少しで神社本殿です。












大船神社-2

2013年09月11日 | 
ここは岐阜県恵那市上矢作(かみやはぎ)町の 大船神社参道です。

といいましても、一般的な神社のそれとは違ってちょっとした山歩きのおつもりでいらして下さい。たまにが出るそうで。・・・・大丈夫ですよ、交通事故に遭うより出会いの確率は低い?ですから。



木漏れ日に当たった巨杉の幹です。地上部分のササと比べてみて下さい。存在感が違います。



樹の上部はこのようになっておりまして、もうすでに枝の一本一本がかなりの太さ。ふつうの営業林の木の太さぐらいありそうです。

まるで もののけ姫 の世界ですね。

   この樹がさらに巨大化したら、アバター みたいにこの樹に人が住みこんで村のひとつも作れるかもしれませんなぁー

  低地のまちなかにある神社とは質もスケールも違います。
大船神社本殿に至る参道に、こうした巨木が佇んて゛、やってくる人たちに圧力をかけてくるのです。

これから本殿にむかいます。
 
さらにその後、大船神社のご神木 というべき 超巨大杉 が姿を現します。

大船神社-1

2013年09月08日 | 
皆様お久しゅうございます

夏場はとどうしてもお出かけに絶好の季節ですので、遊びに出かけはするのですがくたびれて帰ってくるのが常でして、ブログを書いているエネルギーが残りません。

幸い、写真はある程度撮ってきてありますので、思い出の整理がてら少しずつアップさせていただきます。

 ここは岐阜県恵那市上矢作町の大船神社



 林道の登り口にバイクを停め、カメラ片手に歩き始めますとすぐに巨大な杉の森に入ります。

森が巨大というのではなく、杉の樹一本一本が巨大なのです。写真の幹にくっついているのは、MHのサングラス。写真ではあまり樹の巨大さが実感できませんが・・・・。


          
どの樹も見上げると首が痛くなるほどで、地面に寝転んで見た方がいいのでしょうか。 林業用の、せいぜい一抱えくらいの杉の木しか見慣れておりませんので、このように巨木が「でんっ」「でんっ」とそそり立っているのは何かしら、敬虔な気持ちにさせられます。

里にある神社ではこれほどの木々には巡りあえません。

なんじゃもんじゃ

2013年05月25日 | 
岩村町からの帰り道に、花白温泉 というひなびた温泉があります。


源泉は冷泉ですが、重油等を炊いて適温にして地域の人々に利用してもらっていました。
腰痛や通風に効能があるようです。
最近は間伐材を利用した 薪ボイラーを導入したりして、荒廃しつつある山林の手入れにもなるように考慮した経営がなされていると聞きました。
余力のある山林の持ち主が、山の手入れがてら間伐材や雑木を軽トラに積み込んで、決められた集積場へ行き、ある種の金券に交換したりするしくみが一部にできつつあり、花白温泉はそういった間伐材等を温泉沸かしに利用しているみたいです。

例の モリ券 発行もここらへんの地域でやられているようなのです。またそのうちに詳しく調べてみようと思います。

その花白温泉のすぐそばの民家に、立派な ヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃ)の木を見つけました。



  

栗の花にも似ているようですが、香りはほとんど感じられません。花が上品で清楚な印象です。


朴葉の新芽

2013年05月03日 | 
あの香り高き大きな葉っぱ、ホオバの新芽 です。



炎状の袋に包まれていた中から、カプセルが開くようにして緑の葉が現れてきます



この木は、亡き父が生前に山採りしてきたものをうちの庭に植えたもので、一応白い花が咲きますがどうやら オスの木 のようです。一般的に朴葉の木は メスの方が香りが強い、といわれているようですがこの木の葉っぱはそこそこいい香りがします。全盛期になると、巨大な葉っぱが縦横に重なって日当たりが悪くなってしまうほど茂ります。

風通しと日当たりを考えながら葉っぱを間引きして、乾燥させた葉は揉んで小さくし袋に詰めておきますとなんともいい香りがして癒されます。夏の寝苦しい時など、部屋の隅に置くといいです。

そのほか 朴葉すし や 朴葉味噌 などにも利用でき、また写真のように木陰を利用して盆栽棚を置いたりハーブ類を栽培したりしております。




生木だけれど割ってみました

2013年04月03日 | 
 つい先日切り倒した二本のケヤキのうち、ノコ入れが不十分で根本が裂けてしまった方の玉切り丸太。

裂け目に沿ってクサビを入れてみました。


金属製の小さいクサビは小気味よく食い込んでくれますが、試しに使ってみたタガネはいくらハンマーでたたいてもちっとも食い込みません。やはり刃に幅がないのと、あと刃の角度が大きいのが原因でしょう、これはくたびれ儲けになるだけでした。
黄色いのがホームセンターで買った強化プラスティック製のクサビ。オレゴン社製です。だいぶ使いこんで先端がかなり傷んでますが、クサビとしての性能は抜群です。


タガネはやめて、薪割りも使って最後はこじ開ける様にして割りはがしました。 

 生だったこともありますが、ケヤキの繊維は独特の柔らかさがあり、手で引っ張るようにして剥がせます。もちろんササクレだっている部分だけですが。

そこで思いました、ケヤキってスルメみたいだなー